表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
もどった子ども

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

132/217

いいから寝ろ


「・・そうか、お前ここを出るのか?なら」ぐっと身を寄せ「今から出たらどうだ?」

 試すように目をのぞいてくる。

「いいか、このままだとヒトとテングの争いに巻き込まれるぞ。お前はここのヒトではないんだろう?」

 最後は少し笑った。


 すごく嫌な感じ。


「おれは、テングに話しに行くんだ。裁いてもらって、罰を受ける」


 言い切ったのにヤシナはにやけてる。


「そうか?なんならおれがみんなに言ってやるぜ。フッタはここのヒトじゃあないから、この争いに巻き込むべきじゃあないって」


「やめてくれよ。ジリだって罰を受けて、そんであんたと長い間離れることになっちゃったんだろ?それだって・・」

 なんとなくこいつには謝りたくなかったけど「・・俺のせいだよ・・・。永いことごめんな」

 ジリに言うよりは簡単だった。



「そうか?まあ気にするな。許してやるから」

 おれの手を取って叩くとにっと笑い、敷いていた毛織物を広げてごろりと横になった。

「そんじゃあさ、明日って、まあ、もう今日だけど、テングの巣に行くから一回寝ろ」


「あんたと?いいよ。すぐに一人で行くよ」


「岩山に登れるのか?そんなケガして一人で? それにジリがお前を一人で行かせるわけないだろ?きっとまだ起きてるぜ」

「でも」

「途中で寝られると困るんだよ。いいから寝とけ」


 命令にむっとして言い返そうとしたのに、すぐに寝息が聞こえてきた。その姿を見ていたら、おもいついた『何か』をヤツに言いたくなったのに、すぐにその『何か』がわからなくなって、あくびがでた。

 





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ