表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
またカエルの家へ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

101/217

入れるところ

もうしわけありません。また、百こえます。


「・・・サーナはワッカのとうちゃんのこと、おれたちには病気で死んだって言ってた」


「子供に説明するにはつらい事実だ」深くうなずいた。



  『それっきり!』


 置いて、残された。



「ジリの子供は、・・・どうなったんだ?」

 おれに代わりは務まらない。

 

 布を器用に巻きつける手が止まる。

「知りたいか?」


「知りたいよ。エンがどうなったかも」


「 ―― 巣に、行くのか?」


「行きたいけど、・・・わっかんねえよ。どうすりゃいいのか。長老はこれでヒトとテングの戦いが始まったって言った。だとしたら、おれのせいだ。テングのところに行って謝りたいし、エンに会って謝りたいけど、でも、あいつらのところに行ったらジリは、おれがあいつらと旅立つとまた勘違いするかも。長老はこの先ジリから離れるなって念を押して行った。あれは、この先もずっとヒトの中にいろっていうことだ。でも、・・おれには無理だよ」


「お前はヒトだろうが。ヒトの中にいて何か不服か?」

 手が動き出し、白い布が肩に巻き付きしゅるりと鳴る。


「・・・無理だよ。おれはさ、どこに入ればいいのか、どこに入れるのか全然わかんねえし、・・・翼がないからテングにはなれねぇ、『力』がないからヒトにも入れない。サーナとワッカは同じ目を持ってるし、ジリにはおれが代わりになれない子供がいる。――― だから入れる所なんてねえよ・・・」


「ふん、それでここがお気に入りだった訳か」

 ぎゅっと布が結わかれた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ