24泊目 完璧なメニュー
そして全員の腹の虫がアンサンブルを奏で始めた頃、心待ちにしていたオイゲンの合図が聞こえた。
「お前ら! 飯の支度ができたぞ!!」
その声に反応し、武器の手入れをしていた全員が武器を放り出し、光の速さで鍋に走り寄った!!
「さて、今回初のダンジョンキャンプ飯はこれだ!」
地面に敷かれた布の上に並べられた料理を指差しながら、オイゲンは続ける。
「牛肉と野菜のスープ、玉子のコンソメジュレ、厚切りベーコンと野菜のソテー、パン、クリームチーズバター。コンソメジュレ、パン、バターは持ち込みだが、スープとソテーは出来立て熱々だ! ダンジョン内でも結構快適に料理ってのは出来るモンなんだな! そもそも濃い味付けが……」
腕を組みながら料理を紹介するオイゲンの長話も、今、この空腹の前では耳に入ってきても右から左へと流れていってしまう!
「わかった、わかったオイゲン。メニューについての解説は有難いんだが、まずは目の前にあるこのご馳走を食べさせてくれ……!」
「お、そうだな。熱いモンは熱いうちに食った方が美味いんだ。オラ、たんと食え!!」
オイゲンのその言葉が合図となって、綺麗に盛り付けられた料理に一斉に手が伸びた!!




