退屈な日々へ俺から俺へ
一体いつからだろう
こんなにも生きるのが辛くなってしまったのは
毎日、毎日心臓が嫌な不規則音を立てていく
目覚ましのアラームが聞こえる
今日も目覚めた
変わらない日常、変わらない毎日
変わらない俺、変わろうとしない俺
変われない自分にうんざりする俺
人間関係で挫折をして、高校を3カ月で辞めた
アルバイトを始めたが、また人間関係で挫折をして、辞めては始めを繰り返す
俺はもうすぐで高校を卒業する年になる
「いらっしゃいませ!」
早朝から一人で働くコンビニエンスストアはなんて気楽なんだ
一人だけの世界、人間関係におびえる必要もない
早朝のコンビニの客層はいつも同じ顔ぶれだ
それもそうだ、こんな田舎のコンビニではそれが日常だ
コンビニの店内に急に大きな声が響きあった
「強盗だ!金を出せ!」
バイクのヘルメットを被った男が、包丁を突き出してくる
「わ、わかりました」
急いでレジを開けて、お金をビニール袋へと入れる
「そっちのレジからも金を出せ!」
「は、はい」
足がガクガクと震えながら、俺はビニール袋へレジのお金を急いで詰めた
「どうぞ、お金です」
両手でビニール袋に入ったお金をヘルメット男に渡す
「スッ」と風を切る音が聞こえる
ヘルメット男は包丁を振りかざした
あれ?視界が暗い
痛い!、痛い!、痛い!
赤い血が首から噴き出ている、声が出ない
まだ童貞なのに、まだやってない事一杯あるのに
果たしてそうなのだろうか、毎日死にたいと思ってきた俺がこの先、生きていても同じ事の繰り返しなんだろうな、きっと
痛みがなくなっていく、息もできない、、、
暗い、真っ暗だ