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最強の鍛冶師(スミス)  作者: 新井正一
2/8

鍛冶師

朝日が昇り、シュンヤの顔に朝日が差し込む。


(よく寝られたか?)

「ああ、想像以上にぐっすり寝られたよ。」

(今日はまずこの島について説明するからの。朝食は何か外のフルーツをつまみながらでもできるだろう。)

「了解。」


早速顔を洗い、服はこの家にある作業着を着る。風呂はあるが、とりあえず蛇口のお湯で濡らしたタオルで体を拭く。驚くことに、給湯器がついていないにもかかわらず、赤い蛇口をひねるとお湯がタイムロスなしに流れる。


「OK!ぼちぼち行こうか。」

(ふむ、そこの引き出しにあるペンダントをつけろ。それがあれば、外でも会話可能だ。)


引き出しを開けると中には、きれいな虹色の鍛冶屋のマークが入ってるメダルのペンダントがあった。


「じゃ、行きますか。」


ドアを開け石畳に舗装され、わきには木々が生い茂る道をヘーパイトスにいわれるがまま、歩くこと約10分。目の前には崖があった。


(まずはここから説明したほうがいい気がしてのう。)


そんなヘーパイトスの言葉のさなか、シュンヤは口をあんぐり開けて崖の下を食い入るように見ていた。


「おいおい、ファンタジーだな…」

(ふふふ、だろう。)


崖のはるか下に見える海面。今踏みしめている大地は、空中に浮かんでいたのだ。そうそれも、かなりの高度がある。しかし、風はなく穏やかな陽気だ。


「なんで、浮いてんの?」

(それは、ロマンだからだ。)

「あはは、すごいな。」

(そうだろ?)


そして、この崖に来る前にあった分かれ道の、先ほどとは逆に行くと、そこには雑草の生い茂る畑らしきものがあった。


(ここなら食べ物はある、適当に食べよ。毒はない…と思う。)

「おいおい、なんで毒があるんだよ。」


鑑定してみると、地球と同じフルーツや野菜が育てられており、嬉しいことに鑑定しても毒のある食べ物はなかった。

その後は、この島の周りを回ったが畑以外はとくに何かがあるわけでもなく、島の外円を散歩をした。


(じゃあ、いよいよ鍛冶をするか。)

「いやいや、その前にこの世界のことについて教えてくれよ。」

(それは、また今度だ。お前は、鍛冶師なんだから、まずは鍛冶のことからだ。)

「はいはい。」

(うむまずはだな…


外の日が傾き薄暗くなり始めた。


「うわっ、もう腕が上がんねえよ…」

(いやはや、吸収が早くてついついな。それより、鑑定してみい。)


===========

武器:刀

ランク:レア

説明:素人から腕利きまでになるまで何度も打ち直し、たたき上げられた刀。

===========


「レア?ってどれくらい?」

(一流が簡単に叩けるぐらいだな。)

「うーん、なんか微妙な評価だな。とりあえずは、今日はここまでで、後は明日からだな。」

(うむ。汗を拭いて、食べて寝よ。明日もやるぞ!)

「ははは、まったく、鍛冶バカだな。」



そういって作業場からシュンヤが出ていく。


(ははは、奴は逸材じゃな。10時間以上も間髪入れずに一流が持つハンマーと同じのを振るいおった。それも、レアまで来るか。あと何日かあればハイレアまで行けるのう。もう少し追い込んでみるか。)


そのころ風呂場では


「ハックション、うう、風邪か?」


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