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異世界でスキル無双中  作者: やもな~
一章[反撃の正しい使い方]
5/10

第4話、相棒ならぬ愛犬

もふもふしたい

「私も旅に同行させてください!」

 コボリーヌの言ったことに、光治は「エェェェ!?」と言って2回ほど驚いた。

 光治の反応に、コボリーヌは「ヒニャア!?」とまるで猫みたいな声を出し、毛を逆立てて驚いた。

 しばらくして、二人とも落ち着き、光治は何故驚いたのかをコボリーヌに聞かれた。

 しかし、光治は「当たり前じゃん?」と言いたげな顔をした。

「だって、コボルト喋れなかったのにコボリーヌであるあんたは普通に喋ってるから……。」

 光治の言った事ことに、コボリーヌは「あ、そう言えば……。」と納得した。

 しかし、リザルティアは首をかしげていた。

「光治様?ここはあなたの常識は一切使い物にならない世界ですよ?」

 リザルティアの言ったことは、異世界人である光治を納得させるには十分すぎた。

 リザルティアの言葉に、光治はすぐに「あ、そうだった。」と納得した。

「それでは、一つ目の問題、解決ですね。」

 リザルティアは、パンと手を叩き、勝手に問題を解決した。

 しかし、どんな意見を言っても「光治の常識は通らない。」で終わりそうなので、光治は既に8割諦めていた。

 コボリーヌは、気を取り直し、2回目の原因を聞いた。

光治は「当たり前じゃん。」と言いたげな顔はせずに、至って真剣な顔だった。

「それは、急にコボリーヌが俺の旅に同行したいとか言い出したからだよ、言っとくけど、目的とかまだ決まってないよ?」

 その言葉に、コボリーヌは少しだけ悩んだ。

 光治は、答えが出るのをじっくりと待った。

 ついでに、目的を考えることにした。

 彼女が仲間になると言った場合、あそこまで真面目なことを言ったのに、ノープランでは単純に超格好悪い。

 そう思い光治は、コボリーヌが答えを出すまでの間、目的をなんとか見つけ出そうと、瞑想と言われてもおかしくないほど静かに次の目的を考え出した。

 リザルティアは、そんな二人を見て、仲間外れのような悲しい感情に襲われていた。

 少し経ち、先にコボリーヌが答えを出した。

「光治さん、答え出ました。」

 そう言われ、光治は一旦目的を考えるのを中止した。

「で?どうするの?」

 光治は、そう言ってコボリーヌを見た。

 コボリーヌは、覚悟を決めた目をしており、既に答えはわかってしまった。

「私、それでも光治さんの旅同行させてもらいます!」

 コボリーヌの答えに、光治は「やっぱりか……。」とため息を吐いたが、内心コボリーヌの答えに満足しており、「これからよろしくね。」と言い、コボリーヌと握手をした。

 ここでコボリーヌは、とある提案を光治に言った。

「どうせ仲間になるのです、せっかくですから名前を付けてください!」

 コボリーヌの言葉に、光治は「どうせだしね」と言って了解した。

 といっても、ネーミングセンスがない光治からすれば、この問題の方が解決が難しかった。

 そもそも、ペットなんて飼ったこと無いのに、ネーミングセンスがあるかと聞かれたら、無いに決まっている。

 なので、持ってきた小説からアイデアを貰うことにした。

 しばらく悩んだが、自分では「良いのではないか?」と言う名前が決まった。

 異世界と言えば、ほとんど外人のような名前が多いイメージがあったので、そこ辺りもしつかりと考えた。

「じゃあ、リオーンなんてどうかな?」

 光治の考えた名前に、コボリーヌは少しだけ考えたが、嬉しいのか、尻尾を大きく振りだした。

「ありがとうございます!これからはリオーンと名乗ります!」

 よほど気に入ったのか、リオーンの尻尾は更に激しく左右に振られた。

 普通なら微笑ましい光景だ。

 しかし、光治の顔には恐怖しかなかった。

 何故ならリオーンの振った尻尾の風圧で、鎌鼬が発生しているからだ。

 そして、その鎌鼬に近付いた虫などが、次の瞬間には塵も残らず切り刻まれた。

 光治は、気になったのでリオーンのステータスを見てみた。


 リオーン

 人間年齢16歳

 コボリーヌ


 Lv87

 HP12000

 MP5600

 物理攻撃58000

 魔法攻撃6700

 物理防御7500

 魔法防御8000

 素早さ98000

 魔力7400


 成長適正、物理攻撃、素早さ


 魔法適正&耐性

 火、適正C、耐性400

 水、適正A、耐性999

 雷、適正A、耐性250

 氷、適正C、耐性300

 土、適正C、耐性260

 風、適正S、耐性750

 光、適正B、耐性400

 闇、適正A、耐性240

 癒、適正B


 スキル

《手刀》LvMAX

《嵐脚》Lv88

《身体硬化》Lv98

《神速》LvMAX


 魔法

 水、雷、風、闇


 称号

《最大の武器は己の手足》《主人持ち》


「え?」

 これがリオーンのステータスを見た光治の第一声である。

 リザルティア程ではないが、リオーンも格上の存在。

 (も、もしかして……、ここってあのコボルト以外全員格上なんじゃ……)

 光治は、少しだけ自信を無くした。

 リザルティアは、光治の考えていることを理解したのか、そっとアイテムを渡した。

 光治は、渡されたアイテムを見てみた。


《天眼》とかげを龍どころか神獣にするほどの力を持つ宝玉。効果、経験値+100000000000


 光治は、渡されたアイテムをアイテムボックスにしまった。

 それを見て、リザルティアは「あれ?」と言って首をかしげた。

 その反応を見て、光治はイラつき、リザルティアにデコピンを食らわせた。

 リザルティアは、「痛い!」と言って涙目になりながら光治を見た。

 その顔は、「何がいけなかったのですか?」と、全くわかっていない者の顔だった。

「気持ちは嬉しいけどこれ使ったら面白味が無くなる!」

 光治の言ったことに、リザルティアはハッとなり、「ごめんなさい!」と謝ってきた。

 光治は、別にそこまで責めるつもりは無かったので、すぐに許した。

 こうして光治の旅に、新しい仲間が加わった。

ちなみに自分はハムスターとセキセイインコ飼ってます(2匹ずつ)

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