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異世界でスキル無双中  作者: やもな~
一章[反撃の正しい使い方]
3/10

第2話、格上

2話目です。

楽しんでいってください。

 (へぇ、私に仲間になってほしいの?)

 スライムは、こちらを笑っているかのように、そう言ってきた。

 (まあ、単刀直入に言うとそうなるかな?)

 そう言うと、スライムは笑っているかのように震え出した。

 (面白いこと言うじゃん、でも、そう言うのはこれを見てから言いなよ)

 そう言ってスライムは、自身のステータスを光治に見せた。

 光治はスライムのステータスを見て、目を見開いた。


 名無し

 158歳[人間年齢約15]

 超細胞スライム


 Lv253(NEXT1580000)

 HP200000

 MP3850000

 物理攻撃50000

 魔法攻撃758000

 物理防御580000

 魔法防御325000

 素早さ158000000

 魔力580000


 成長適正、魔法攻撃、素早さ


 魔法適正&耐性

 火、適正A、耐性580

 水、適正S、耐性800

 雷、適正A、耐性680

 氷、適正S、耐性880

 土、適正A、耐性570

 風、適正A、耐性690

 光、適正A、耐性480

 闇、適正A、耐性570

 癒、適正S


 スキル

《水蒸気爆発》LvMAX

《全体回復》LvMAX

《ジャッジメント》Lv90

《コピー》LvMAX

《絶対防御結界》Lv88

《人魔転換》LvMAX

《認識阻害》LvMAX

《臭隠蔽》LvMAX

《神速》LvMAX


 魔法

 火、水、雷、氷、土、風、光、闇、癒


 称号

《限界突破》《スライム》


 目の前のスライムは、光治よりも何倍も格上の相手だった。

 光治は、「戦わなくてよかった~。」と安心した。

 そして、素早さを見て、先程の一撃は手加減だったと気付いた。

 もし本来の早さで体当たりされたら……、考えるだけで、光治は冷や汗を流した。

 今更ながら、手加減されても勝てない事を理解した。

 そして、先程のスライムの台詞を思い出した。

 ("これを見てから言いなよ")

 その言葉に、光治は静かにため息を吐いた。

 (つまり、俺程度じゃ足を引っ張るだけだから他を当たれってことかな?)

 光治は、《念話》でそう言ってスライムとは逆方向に歩き出した。

 その光治の反応を見て、スライムは「え?」と言ったが、光治の耳には入ってこなかった。

 スライムは、広い草原にしばらくぽつーんと残された、表情がわかるとして、その表情は唖然としていた。

 そんな事にも気付かず、光治は草原を歩いていた。

「どうやら、Lvを上げる目標が出来たようだな。」

 光治は、スライムを仲間にするために、まずはLvを上げる事にした。

 今の自分ではまだまだ実力も経験も浅い。それならば、やることはひとつ、もっと戦って実力をつける。

 そう思い、光治は、強くなるために再び魔物を探すことにした。

 しかし、何故か魔物が姿を見せなかった。

 それも明白、今光治の目の前には、片方に天使の翼、もう片方に悪魔の翼を生やした女性がいた。

 その女性は、槍を振り回し、次々と光治が狩ろうとしてた魔物を蹴散らしていく。

 光治は女性に近付き、声をかけることにした。

「あ、あの~……。」

「あ、はい、何でしょう?」

 光治の呼び掛けに気付き、女性は光治に振り返った。

「ここで何をしているのですか?」

 光治は何故か敬語になる自分に突っ込もうとしたが、何故か敬語にした方が良いという本能的に感じる程のプレッシャーを放っていたので、言葉使いを変えることができなかった。

 そんな光治の質問に、女性は少しだけ悩んだ後、こう答えた。

「ここにいる魔物が最近そこの村を襲って、だから、懲らしめてるんです。」

 女性の返しに、光治はあることを思い付いた。

「あの、もしよろしければLvを上げたいので手伝ってもいいですか?」

 光治は、Lvを上げる、目の前の女性は魔物を懲らしめる、どちらにせよ、魔物を倒す目的になる。

 光治の提案に、女性はハッとして光治の目の前に来た。

 (ち、近い……)

 光治は、今まで女性がゼロ距離に来たと言う経験はなかったので、わかりやすくドキドキしている。

 女性はしばらく光治を見た後、手をポンと叩いた。

「あ、君がテュラリム様の言っていた光治さんですか?」

 突然女性は、そんなことを口にした。

 それを聞いて、光治は「え?」と声が出た。

 目の前の女性は、テュラリムと知り合いで、自分の存在を知っている。

 テュラリムと自分の名前が出てきた時点で、それは理解できた。

「あの……テュラリムの知り合いですか?」

 光治の言葉に、女性はハッとなり、あわてて自身のステータスを表示した。

 そして、「私、こう言うものです。」と言って、まるで名刺を見せるかのように言葉に自身のステータスを見せた。

 光治は、突っ込もうとしたが、大人しく出されたステータスを見た。


 リザルティア・オメガリウス

 年齢不明

 半神(ヴァルキリー)


 Lv195(NEXT5800000)

 HP15800000

 MP580000

 物理攻撃5860000

 魔法攻撃750000

 物理防御56000

 魔法防御58000

 素早さ350000

 魔力8000000


 成長適正、HP、物理攻撃、魔力


 魔法適正&耐性

 火、適正A、耐性500

 水、適正A、耐性600

 雷、適正S、耐性900

 氷、適正A、耐性690

 土、適正A、耐性560

 風、適正S、耐性780

 光、適正S、耐性900

 闇、適正A、耐性300

 癒、適正S


 スキル

《昇天突き》LvMAX

《ユニコーン・ブレイヴ》Lv97

《落雷》LvMAX

《召喚》Lv89

《トライデントバースト》LvΩ

《リザレクション》Lv80

《クイーンヒーリング》Lv85

《光神壁》Lv94

《神速》LvMAX


 魔法

 火、水、雷、氷、土、風、光、闇、癒


 称号

半神女王(ヴァルキリークイーン)》《テュラリムの切り札》《半神最強》


「強っ!?」

 光治は、思わずスライムよりも大きい驚きの声を上げた。

 そもそも、スライムの時は、攻撃のスピード等を見ていたので、多少驚きはしたものの、体当たりの衝撃の方が大きく、ステータスの驚きは少なかった。

 しかし、リザルティアの時は、全くの無知の状態で見たので、その分驚きは大きい。

 光治は、驚きながらもリザルティアのステータスを見ていった。

 そして、スキルの欄に気になるものを発見した。

「あの……リザルティアさん?この《トライデントバースト》のLvΩってなんですか?」

 光治の言葉に、リザルティアは待ってましたと言わんばかりにまたもやゼロ距離まで近付いて来た。

「だから近いって!」

 顔を赤くして光治はリザルティアに言ったが、リザルティアはそれを見事に無視して、話を進めた。

「実はですね、この《トライデントバースト》は私専用のスキルなんですよ!だからLvの所にはスキルの持ち主の名前からどこか一文字使われるんです!」

 リザルティアはオタクが自慢するかのように《トライデントバースト》の説明をしだした。

 光治は、少しだけ引いたが、「あ、オメガリウスだからか…。」と勝手にまとめて、強制的に話を終わらせた。

 そして、忘れていた、物凄く気になっていた事を思い出し、聞いてみた。

「何で俺の名前知ってるんですか?」

 光治の質問に、リザルティアはまたもやゼロ距離まで近付いて……来る前に光治に止められた。

「もういいよ!」

 光治は少し呆れてリザルティアを手で止めた。

「そうですね、それでは私が何故光治さんの事を知っているか教えましょう。」

 止められたからか、リザルティアは少しだけ不機嫌になった。

 しかし、すぐに機嫌を取り直し、光治に頭を下げた。

 その行動を、不思議に見ている光治に、リザルティアはこう言った。

「テュラリム様に頼まれて、このリザルティア・オメガリウス、あなた神谷 光治様のお手伝いをします。」

 光治は、二度目の「え?」を口にした。

リザルティア登場。

前回とは違ってリナリアは出てきません。

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