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異世界でスキル無双中  作者: やもな~
一章[反撃の正しい使い方]
2/10

第1話、最初の確認

一話目になります。

楽しんでください。

 気付くと、光治は草原にいた。

「取り敢えず持ち物とステータスそのたもろもろ確認しとくか」

 光治は、まず持ち物を確認した。


 持ち物

 [小説]


「やっぱりこれだけか……」

 光治はため息を吐き、そして今更あることに驚いた。

「小説だけこっちの世界に持ってきてる!?」

 小説を持ってこれていることに、光治はテュラリムの「異世界に行ってきてほしい」よりも驚いていた。

 そして、光治はすぐに切り替えた。

「よし、次は装備品の確認だ」

 光治は、装備品を見た。


 頭[無し]防御力0

 胴[学制服・上]防御力10、耐久値100/100

 腕[無し]防御力0

 腰[革のベルト]防御力5、耐久値100/100

 脚[学制服・下]防御力10、耐久値100/100

 足[スニーカー]素早さ20、耐久値100/100

 武器[無し]攻撃力0


「初期にしてはいいんじゃないかな?」

 光治はまずまずな効果に満足し、自身が一番気になっていたものを見ることにした。

「さてと、たしかテュラリムの言ってたのとは…確か〈ステータスオープン〉だったな」

 事前にテュラリムに伝えられていたステータスを見るための方法を、光治は言った。

 すると、目の前に自身のステータスが出現した。


 神谷 光治

 17歳

 人間


 Lv1(NEXT100)

 HP300/300

 MP200/200

 物理攻撃120

 魔法攻撃65

 物理防御80

 魔法防御70

 素早さ135

 魔力130


 成長適正、MP、物理攻撃、素早さ


 魔法適正&耐性(適正=ランク、耐性=数値)

 火、適正C、耐性50

 水、適正B、耐性50

 雷、適正C、耐性50

 氷、適正S、耐性150

 土、適正D、耐性50

 風、適正C、耐性50

 光、適正D、耐性50

 闇、適正E、耐性50

 癒、適正B


 スキル(LvUP=消費MPDOWNまたは威力UP)

《念話》Lv1(最高Lv10)

《反撃》Lv1(最高Lv10)

《武器製作》Lv1(最高Lv10)


 魔法

 水、氷、癒


 称号

《巻き込まれた者》《反撃好き》《生物対話》《鍛冶師》《テュラリムの友達》《スキルチート》


「なるほど……、そう言えばテュラリムが言ってたけど能力値の平均って確かHP300、MP150、残り100辺りが平均的だったっけか?俺の場合だと……成長適正に書いてある通りにMPと物理攻撃と素早さが高いけどそれ以外が若干低いな……、あ、そうだ、テュラリムがスキルは詳細が書かれてるって言ってたな、少しだけ見てみよう」

 光治は、それぞれのスキルの詳細を見た。


《念話》自分の種族の言葉がわからない相手の脳内に直接話し掛ける。(全ての種族語可能)

[Lv1]消費MP10、最大人数10


《反撃》相手の攻撃を2倍~100倍までの威力にして返す。

[Lv1]消費MP[2倍~40倍=+200][41倍~99倍=+800][100倍=55000]


《武器製作》知っている武器なら何でも作れる。

銃は製作不可。

[Lv1]消費MP50


「なるほどね、まあ、まだLv1だしこんなもんか」

 光治は、ステータスを見てそう考えた。

 その後、しばらくの間ステータスの数値を見て、どこを気遣って戦えば良いか等を考えた。

 今の光治のステータスは、少しだけ偏りがあるので、今の内に作戦などを考えておくのが正しい判断だろう。

 もしかしたら異世界に来て早々に死ぬ、そんな事もあり得る。

 今の内にたいさくをとっておくべきだ。

 光治はそう考え、早速イメージトレーニング等を行い、戦闘に備えた。

 光治はしばらくイメージトレーニングを続け、集中力を高めた。

「よし、早速倒せそうな魔物を探しに行くか」

 光治はそう言って立ち上がり、草原を歩き出した。

 少し歩いた所で、目の前の草むらが「ガサガサッ」と音を立てて揺れた。

「初戦闘かな?」

 そう言って光治は、素早く《武器製作》を使い、刀を作り出した。

「確か想像した武器が出てくるんだったな」

 そう言って光治は、ある武器を想像した。

 すると、想像した[刀]を作り出すことに成功した。


[刀]普通の刀。耐久値100/100。装備効果、攻撃力50


「おお、思ったよりも良い出来ではないか!」

 光治は一人でそんなことを言い、刀を早速装備した。

 そして、目の前の草むらに潜んでいるものが出てくるのを待った。

 すると、草むらから黒い影が勢いよく飛び出してきた。

 弾丸並みのスピードの体当たりだったが、光治は上げられた身体能力と集中状態を最大限に使い、間一髪が回避した。

 光治は、飛んできたものを目で追い、着地と同時に存在を確認した。

 そこには、少し薄い青色のスライムがいた。

 スライムは、こちらを警戒し、ぷるぷると震えている。

 光治はここであることを確信した。

 (このスライム……Lv1じゃないし、明らかに俺より格上……)

 光治は、少しだけ後ろに下がった。

 光治の反応を見て、スライムはほんの少しだけ震えが弱くなった。

 しかし、まだぷるぷると震えている。

 恐らくはさっきの弾丸並みのスピードの体当たりだろうと光治は考え、身震いした。

 ここで光治はあることを思い付き、スキル《念話》を目の前のスライムに使った。

 (あーあー、聞こえるか?)

 (え?だ、誰?)

 スライムは、誰の声かわからずに、辺りをキョロキョロ見回し始めた。

 光治は、(もしかしたら仲良くなれるのでは?)と考え、《念話》を続けた。

 (あんたの目の前にいる人間だよ)

《念話》でそう送ると、スライムは震えを止めた。

光治は《念話》を続けた。

 (そうなの?まさか人間と喋る日が来るなんてね……)

 (そうか、で?あんたは俺を殺すのか?)

 光治は、ここで少しだけ勝負に出た。

 ここでNOが帰ってくれば、そのままお互いに傷付けあいをせずに済む。

 (あなたが私に危害を加えないのなら見逃すけど?)

 スライムはそう返してきた。

 光治は、ここで一安心した。

 (それなら見逃して欲しい)

 光治はスライムにそう言った。

 すると、スライムは少し震えた後、光治に寄った。

 (ならあなたを信じるね)

 スライムはそう言って光治の股を抜ける感じで通り抜けた。

 (あ、少し待って)

 ここで光治は、スライムを止めた。

 (なに?まだ何かあるの?)

 スライムは、そんな疑問を投げ掛けてきた。

 光治は、少しだけ考えた。

 今自分がやろうとしていることは、下手したら相手の逆鱗に触れて最悪殺されると、そう考えたのだ。

 しかし、光治は(ええい!物は試しだ!)と覚悟を決め、ゆっくりとスライムに近付いた。

 そして、スライムになるべく目線を合わせるためにしゃがんだ。

 そして、(俺の仲間にならないか?)とスライムに向けてそう言った。

読んでくださりありがとうございました。

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