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適当神様が導く異世界LIFE!  作者: 適当小説家。
8/9

第八話 「邪悪な木の精」

ビュ〜っと、風が強くなってくる。


寒いなぁ。しかし、なぜあんな所に家が......?

ちょっと、家を訪ねてみるか。まだ、距離はあるな気をつけていこう。

そうだ、ステータスの確認をしておこう。多分レベルは、結構上がってるはずなんだけど......。

----------------------------------------

名前 :アルス

種族: ヒューマン

年齢: 14

職業: - 『RANK 0』

属性 : 全属性

称号 : 冒険者 F

ーステータスー

Lv.25

HP:710

MP:215

攻撃力:165

俊敏力:55

魔法攻撃力:130

知力:53

物防:110

魔防:90

ースキルー

EXS:全属性魔法Lv.1

US: 鑑定Lv.4

SS:-

RS:-

NS : 剣術Lv.4 魔法耐性Lv.1

ー加護ー

???神の加護

--------------------------------------

おぉー、予想通り伸びたなぁ。思ったけど、ステータスって個人によって変わるんだな。

お! スキルレベルもいい感じに伸びてきてる!! まだこの世界に来たばかりだけど、とてもいい感じだ。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

よっしゃ〜!! やっと謎の家に着いた......。

正直、この距離とてもしんどかった。草むらを駆け抜け、川を越え、とても疲れた。

この家で休憩させてもらおう。誰かいるかな......??


家は、木で簡単に造られていて、如何にも建てたばかりに見える。


入ってみよう。

《ガチャッ》

お邪魔しまっ......ん? 誰もいないぞ。どーしようか......。


家の中は暖かく、絨毯じゅうたんがあり、さっきまで人が居たかの様だ。


あぁ、この絨毯じゅうたんすごく気持ちいい。なんか、眠たくなってきた......。


《パリーンッ!》


「うわ!! なんだ......?」

「ごめんね、起こした?」

そこには、綺麗なお姉さんと割れた何かの破片があった。お姉さんは、オレが居ることに動揺もせず話しかけてきた。


「ご、ごめんなさい! 勝手に入ったりして」

「全然いいのよ。外、寒かったでしょ」

笑顔で応えてくれる。

「ありがとうございます! 僕は、アルスです!」

「私は、エルフィよろしくね!」

「思ったんですけど、何故こんな所に家が?」

「あ、それは私の魔法ですよ!」

「魔法!?」

魔法って何でもアリだな......。

「そう、魔法よ。私の属性は少しだけ特殊で木属性なの!」

木属性......? 確かに、基本属性を聞いた時には聞かなかったな。

「め、めずらしいしいですね!」

「でしょ〜! 魔法覚えるのも苦労したんだから」

それより、ステータスが凄く気になる......見てみよう。

---------------------------------------

名前 :エルフィ・トゥワルツ

種族: ヒューマン

年齢: 24

職業:魔術師『RANK 1』

属性 : 木属性

称号 : 冒険者 C

ーステータスー

Lv.38

HP:1,200

MP:750

攻撃力:170

俊敏力:58

魔法攻撃力:290

知力:98

物防:85

魔防:210

ースキルー

EXS:-

US : -

SS:木造魔法Lv.8

RS:木属性魔法Lv.9

NS : 基本魔法Lv.5

ー加護ー

-

--------------------------------------

なるほど、ヴァトスさんの時みたいな衝激はなかったけど普通に凄いこの人。

「そーいえば、エルフィさんは、何故ここに?」

「私は、この山に生息する、邪悪な木霊こだまを倒しに来たの」

木霊? 聞いたことはあるけど、邪悪な木霊なんて聞かないな。

「邪悪な木霊って?」

「邪悪な木霊は、善良な木霊から変異したものなの。だから、邪悪な木霊を倒さないと、善良な木霊に戻ってくれないの。ほっとくと、山に来た人全てを祟りに晒すらしいの」

「それは、まずいですね......。僕も手伝いたいところなんですけど用事が......」

「何です? よければ私に話してみて」

「この山に住むサイクロプスの角が必要なんだ」

自然とエルフィさんに話してしまった。

「サイクロプスの角!?」

エルフィさんが腰に掛けていたカバンから、白く鋭い物を取り出してきた。

「ま、まさか......!?」

「そう、そのまさか、サイクロプスの角よ!! 私がこの山にいる時、サイクロプスから価値のある角だけを奪ったの。欲しい? ふふふっ」

エルフィさんは、微笑しこちらに尋ねて来た。

しかし、すごいな。角だけを奪うとか可能なんだな。オレは、倒すことしか考えてなかった......。

「欲しい......です!」

「いいわよ。でも、もちろん条件を呑み込んでくれたらね!」

「な、なにですか?」

「予想はついてると思うけど、邪悪な木霊を倒しについて来てほしいの。いいかな?」

「もちろん! 手伝わせていただきます!!」


角も欲しいからね......。

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