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適当神様が導く異世界LIFE!  作者: 適当小説家。
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第五話 「ゴブリンの巣窟」

 ゴブリンかぁ〜、一体どんな姿をしているんだろう。


アルスは、前に進んでいると遠くから何か聞こえてきた。

「まてぇー! 俺のポーション返せー!!」


なんだ、なんだ? ポーション??


すると、奥の方から背の小さい人型の何かがこちらに向かって走ってきている。


奥にいる男性がアルスに何か言っている。

「おーい! そこのお前ー、そのゴブリンを捕まえてくれー!!」

「ゴブリン!? こいつか!」


アルスは、短剣を抜き、構えてゴブリンに向けて突き刺した......が、ゴブリンは避け、アルスにぶつかり通り越して行った。

「い、いってぇ」


そうしている内に、男性が追いついて来た。

「大丈夫か!?」

「大丈夫......」


ん? 体がすごく軽い......

「デュランダルがない!!!」

「どうした! お前もやられたか、追いかけよう!!」

「うん!」


これは、まずい事になったぞ。ヴァトスさんに合わせる顔がなくなる......。

急いで追いかけなくちゃ!

「ゴブリンの居場所は、わかるのか?」

「わかるぜ、何回か盗まれた事あるからな」

「何回もあるのね......」

「でも、注意する時間がある。それは、ゴブリンキングがいる時だ。そいつと出会すと厄介だぞ。」

「今そこに行っても大丈夫?」

「多分な......」

この人大丈夫かよ。一応ステータス見ておこう。

-----------------------------------

名前:フィーツ・ゲット

種族:ヒューマン

年齢:15

職業:ー 『RANK 0』

属性:風属性

ーステータスー

Lv.11

HP:130

MP:88

攻撃力:40

俊敏力:110

魔法攻撃力:30

知力:55

物防:20

魔防:10

ースキルー

EXS:-

US:-

SS:-

RS:逃走術Lv.4

NS : 剣術Lv.3

ー加護ー

-

--------------------------------------

なるほど。逃走術が優れているな......。

「そうだ、名前なんて言うんだ?俺は、フィーツよろしく!」

「オレは、たく......ア、アルスよろしく!」

危ない、危ない現実世界の名前を言いそうになった。

「アルスか、よし!アルス取り返しにいくぞ」

「おう!」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ーベリアル草原【洞窟】ー

「よーし洞窟に着いたぞ、ここを進んでいくとキロピーゴブリンの隠れ処がある。着いて来い」

アルスは頷く。


2人は小声で喋りながら進んでいく。

「止まれ!奥を見てみろ」

そうフィーツは言うと、奥に穴があり、そこからキロピーゴブリンが出入りしているのが見える。


アルスとフィーツは、ゆっくり穴に近づいていく。


「キロピーゴブリンに気付かれたら面倒な事になるから見つかるなよ」

「う、うん」

「もし、見つかったら猛ダッシュで走るんだぞ」

アルスは頷く。


「今は、誰も居なさそうだ。行くぞ!」


フィーツは、穴の中に入りアルスもついて行くように穴の中に入る。

すると、中には、大きくて赤色の宝箱があった。

「す、すげ〜」

「おい、なに感動しているんだ。自分の盗られた物を見つけて早く帰るぞ」

「わかった」


《ガチャガチャ》


「お! あったぞ俺のポーション!! お前のもあったか?」

「う〜ん......あ! あった!!」

「げ!? なんだそりゃ! すげー剣持ってんだな」

「うん、ある人に貰ったんだ」


アルスは、ホッとしていた。


「早く帰ろう!」

「うん!」

すると、奥から大きな足音が聞こえてきた。

《ドスッドスッドスッ》


「まずい! ゴブリンキングが来たぞ!!」

「!!!」

「おい、宝箱に隠れるぞ!」

アルスとフィーツは宝箱に隠れた。


《ドスッドスッ》


「きた!」

あれがゴブリンキング......!!


アルスはいつの間にかステータスを見ていた。

--------------------------------------

名前 : キロピーゴブリンキング

種族 :亜人族

ーステータスー

Lv.20

HP:400

MP:0

攻撃力:200

俊敏力:150

魔法攻撃力:0

知力:5

物防:100

魔防:0

ーアビリティー

EXS:-

US : -

SS:-

RS:窃盗術Lv.5

NS : 殴打Lv.7

ードロップー

火魔石

ゴブリンの爪

ゴブリンの目玉

--------------------------------------

魔物だと内容も違うんだな。

ゴブリンキングは基本打撃で攻撃するのか。気をつけなきゃな。

でも、今のオレじゃ多分敵わないだろう。


二人は息を殺し様子を伺う。

「アルス、俺が逃げるタイミング言うから、その時に猛ダッシュだ。わかったか?」

「わかった!」


《ドスッドスッ》


「行くぞ!3...2...1......今だ!!」


二人は一斉に飛び出し、ゴブリンキングの股の間を通ろうとした......が、フィーツは圧倒的に早く逃げアルスは、追いつけなかった。


やばい、フィーツに追いつけない。出口まであと少し!!


すると、ゴブリンキングがアルスを閉じ込めるかの様に出口の穴を塞いだ。


《グオォォォォォ》


これはまずい事になった、彼奴一人で逃げやがって。

ここは......戦うしかない!!!

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