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適当神様が導く異世界LIFE!  作者: 適当小説家。
2/9

第二話 「不幸な新人冒険者」

 〜クリステル〜


 時間は少し遡り二時間前。

ーーーー

「ふぅ〜よく寝た」

「おはよう、アルス」

「おはよう、シルフおばさん」


この人は、僕が赤ちゃんの時に拾ってくれた孤児院のシルフおばさんだ。


「アルス、今日からやっと冒険者だね!」


男はみんな14歳になると冒険者になるのが当たり前だそう。この施設では、冒険者になると巣立たなければならない。

「冒険者かぁ〜......」

「どうしたの? 嬉しくないのかい?」

「だって僕、スキル全然使えないし...... 使えるのは、鑑定能力くらいだよ?」

「いいじゃない、アルスは人一倍鑑定能力優れてるでしょ。その内いい仲間が見つかって、きっと役に立つわよ」

「そうかなぁ......よし!シルフおばさん! 僕、頑張ってみるよ!」

シルフおばさんは、暖かい笑みを浮かべた。


今日から僕も冒険者だ。まず、準備をしないと。とりあえず自分のステータス見てみるか。


アルスは、【鑑定能力】を使いこう表示された。

-------------------------------------

名前 :アルス

種族:ヒューマン

年齢:14

職業:ー 『RANK 0』

属性:ー

ーステータスー

Lv.4

HP:50

MP:80

攻撃力:20

俊敏力:30

魔法攻撃力:10

知力:40

物防:10

魔防:5

ースキルー

EXS:-

US: 鑑定Lv.2

SS:-

RS:-

NS : 剣術Lv.1

ー加護ー

-

--------------------------------------

まだレベル4か、とりあえずギルド施設に行って冒険者登録だな。

アルスは準備を済ませギルド施設に向かった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ーギルド施設ー

よーし、到着!なんだかんだで緊張するなぁ。

これから仲間達と楽しい冒険が待ってるんだろうなぁ。


「冒険者登録の受付はここですか?」

「はい! ここで合っていますよ! 冒険者登録ですね!じゃあまず、ここに(用紙)に<氏名><年齢><職業><得意なスキル>を書いてください!」

「なるほど。意外と面倒くさいんだな」


アルスは、冒険者登録用紙を書き終えた。


「あと、冒険者登録手数料は銀硬貨1枚になりまーす!」

よかった。施設を出る時シルフおばさんに金硬貨一枚もらったんだ。


ちなみに硬貨の仕組みはこうなっている。

銅硬貨10枚→銀硬貨1枚

銀硬貨100枚→金硬貨1枚

金硬貨100枚→白硬貨1枚となっている。


「はい。これで登録できますか?」

「ありがとうございましたー!冒険者登録完了です!わぉ!すごいですね、鑑定のスキルをお持ちなんですね!!」

「そうなんです。昔からこのスキルしか使えなくて......でも僕は、これから色々なスキルを覚え立派な冒険者になりたいんです!」

「それは頼もしいですね! 頑張ってください! これであなたも冒険者ですよ!それでは、冒険者になるにあたって説明しますね」

これは大事だな、ちゃんと聞いておこう。

「まずですね、冒険者にはランクがあり、こうなっております! 冒険者F→E→D→C→B→A→S→SSそして、未だかつて1人しか昇格した事がない“SSS“があります!」

SSSかぁ〜。

「冒険者のランクを上げるにはどうしたらいいの?」

「それはですね、基本は、自分のランクに合った依頼を10個以上達成すると昇格できますよ」

「わかりました、ありがとうございました」

アルスは冒険者登録を終え、パーティ募集の掲示板を見ていた。

「よぉ、そこの新人」

「は、はい」

自分よりももの凄くでかい身体の人が1人とスラっとしたイケメンが1人と優しそうな女の人が1人来た。

強そうだなぁ、少し鑑定してみよう。

アルスは【鑑定能力】を使いこう表示された。

------------------------------------------------

名前 :ロイ・ニコラス

種族:ヒューマン

年齢:27

職業:重剣士 『RANK 1』

称号 :冒険者E

属性:火属性

ーステータスー

Lv.21

HP:216

MP:32

攻撃力:98

俊敏力:23

魔法攻撃力:15

知力:30

物防:70

魔防:35

ースキルー

EXS:-

US:-

SS:-

RS:気配察知Lv.3

NS : 剣術Lv.6

ー加護ー

-

-------------------------------------------------

名前 :アハラム・スレイク

種族:ヒューマン

年齢:24

職業 : 槍使い 『RANK 0』

称号 :冒険者E

属性:風属性

ーステータスー

Lv.23

HP:180

MP:120

攻撃力:73

俊敏力:52

魔法攻撃力:38

知力:53

物防:36

魔防:32

ースキルー

EXS:-

US:-

SS:身体強化Lv.4

RS:-

NS : 槍術Lv.6剣術Lv.4

ー加護ー

-

-------------------------------------------------

名前 :ミサ・タークス

種族:ヒューマン

年齢:25

職業:魔法使い 『RANK 0』

称号 :冒険者E

属性:光属性

ーステータスー

Lv.20

HP:120

MP:190

攻撃力:42

俊敏力:50

魔法攻撃力:79

知力:60

物防:20

魔防:50

ースキルー

EXS:-

US:-

SS:-

RS:回復魔法Lv.5

NS : 基本魔法Lv.3

ー加護ー

-

------------------------------------------------

やっぱすごいや。


「俺らと、パーティ組まないか? お前、鑑定能力使えるそうじゃないか、さっき小耳に挟んだぞ」

でかい身体の人が喋り掛けてきた。

「え、いいの? 僕、本当に新人冒険者だよ?」

すると、優しそうな女の人が喋りかけてきた。

「ええ、大歓迎だわ、、、あとね、君の鑑定能力を使ってお願いしたいことがあるの」


「な、なに?」


「私には、弟がいてね、今流行っている伝染病にかかったの。治すには、エターナルスネークを倒してそいつからレアドロップするアイテムが必要なの、、、そこで君の能力を使ってどのエターナルスネークを倒すか調べて欲しいの」


確かに、モンスターからドロップする素材が鑑定で観れる。

「わかった! ぜひ協力させてもらうよ!」


アルスはパーティーに参加した。


「自己紹介するね! 私は、ミサ!そしてこの人がア「アハラムさん、こっちの方がロイさんだよね!僕は、アルス!よろしくね!」

「流石の鑑定能力だな」


アルス達は自己紹介を終え、ヤンガル高原に向かった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ーヤンガル高原ー

20分くらい歩いたかな。もうそろそろ目的の場所だ。


すると、ロイが凄い形相になっている。

「動くな! 近くにエターナルスネークがいるぞ! 三匹...いや五匹か!お前ら、戦闘準備しろー!」


これは大変なことになった。エターナルスネークは思ってた以上に物凄くでかいんだな、、、。


アルスは、初めて見るモンスターに硬直状態になっていた。


アハラムは、槍を使い、ミサは、魔術を使い、ロイはみんなの盾になっていた。

4匹倒しみんなHPが削られている。


そうしている内にロイは、【気配察知】を使いある事に気付いた。

「いや、待てよ。おい!もう一匹いるぞ! アルス後ろ!!!!」


そこには、通常の3倍は大きいエターナルスネークが、牙をむき出し口を大きく開いていた。


え、、、、。


「おい! アルス逃げろ!!」


アルスは、背後に迫っていたエターナルスネークに丸呑みされ、どんどん飲み込まれていくのが分かる。

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