9.聖力について考えてみた
「では、城に戻って文献等で説明させていただきます。
護衛2人は魔猪の始末に置いていきます。」
「わかりました。」
パルミア城に戻ると、ランチが楓たちを待っていた。
パルミアは穀倉地帯だけあってパンや麺類食べ物全般がおいしい。
食事が楽しみなのはいいことだ。
楓はクリスとランチミーティングをすることにした。
「クリス様、着替えが速いですね。」
「急いで身支度してまいりました。」
「ふふ・・ありがとうございます。
ではいただきます。」
ランチは、プレートにサラダ・肉料理、別皿でパンが提供された。何品もゆっくりと出すわけじゃないようで、席についてからスープが提供された。
「食事時ですが、私にはわからないことだらけで、主にわからなかったことは3点です。
今日の第2神殿ではほとんど力を使った感覚はありませんでした。
昨日はごっそり力を取られた感じがしたのですが・・・・。
それと水盤に聖力を込めると結界が強くなるということはわかりましたが、地下水と聖力の関連、あと魔物の由来ですかね・・・。魔物と言っても今日見たものは私の世界ではイノシシという生き物に近いです。生まれたときは猪で魔が宿るから魔猪なのか生まれた時から魔猪なのか・・・おそらく飛ぶ魔物や地中の魔物もいるんでしょうし、魔物図鑑のようなものがあるのでしょうか?」
「聖女様は研究熱心でいらっしゃいますね。
私も第2神殿で、聖女様はほとんど聖力を注いでいらっしゃらないようにお見受けしましたが、もしか したら地下水を使って聖力を張り巡らせるにはこの距離までという一定の範囲があったのかもしれません。
その範囲に応じて神殿が作られているとしたら、通常だと第2神殿までは第1神殿で付与した聖力は届かないけれども聖女・楓様の聖力は第2神殿まで届いてしまったということかもしれません。」
だから第2神殿ではそこまで聖力を使わなかったと考えられるかもしれませんね、では私はパルミア城の図書室に参考資料がないか探してまいります。とクリスは言った。




