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24.戦う聖女

「戦う聖女ですか・・・」


 楓が部屋に戻ったあと、ヒューイとクリスは明日の護衛についての話合いしていた。

 

楓も戦力になることが分かったので、監視隊の人数を増やして、パルート領主館に残す半分には戦闘担当騎士を多めにおいていくことにした。


「今代の聖女様は色々規格外ですね。こちらの世界になじむまで時間がかからず、あっという間に水盤に聖力を込め始めてくださいましたし・・・」

 

 ヒューイは感嘆していた。

「聖女様は、こちらの世界にやってきたとき、皆様最初は情緒不安定になりやすいところ、こうすればよいのではと今代の聖女様は次々に我々が考えも及ばないところにご興味をお示しになられます。

神殿を回る順番があるかもですとか、結界を張り巡らした内側で魔物は生きることができるのか、など、質問されてもどのように答えてよいのかわかりません。」


「王家はできる限り聖女様を王室で囲いたいようでアレックス様をけしかけているそうですが・・。」

 クリスはアレックスと聖女を合わせる機会をもっと用意しろと王宮から指示を受けているが、魔物が現れた、聖女様が聖力を使いすぎたなど言ってのらりくらり日延べしている。

大体アレックス様は聖女様に優しい態度で接するとは思えないし、まだあの婚約破棄騒ぎを引きずっているのかアレックスは社交界界隈では女嫌いで通っている。


「大体アレックス様はカテリーナ・モルドス嬢になんで卒業式で婚約破棄を告げたのでしょうか。」

 その時に結婚していれば、今頃子どもの一人や二人がいて、こんなややこしい事態のときにややこしい指令が出ていなかったのにと思いながら、ヒューイは好奇心半分でクリスに聞いた。


「私も卒業式には、当時設営側として参加していました。

 別に卒業式でわざわざ騒ぎを起こさなくてもよかったのにと、やはり生徒会のメンバーはそんなことを申しておりましたが。」


「そして結局まだお二人とも結婚はされていないわけでしょう。」

 

「卒業後、カテリーナ様も領地に引き込まれ、王都にでてこられるのも年に数度です。それでは出会いもないでしょう。私の代の男子生徒でもカテリーナ様にあこがれていたものは多かったのですが・・・・

求婚者はそれなりに多かったと思います。今でもです。


 カテリーナ様もカエデ様も自立心旺盛な女性です。

 どうやらアレックス様は自立心旺盛な女性は好みではないようで、そんな様子が今回の討伐での言葉の端々に感じるのです。」


貴族学園の1学年違いだというクリスのカテリーナ嬢の評価は高かった。




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