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14.作戦会議

 それほど時間もかからず羊皮紙を模造紙のようにクルクルまとめた状態でセディナ伯爵は応接室に持ち込んだ。

「3枚ほどあります。参考になりますでしょうか。」

 ざっくりとパルミア地方が描かれている用紙が一枚。

 セディア領の北部と南部に分かれた地図が2枚だ。


 北部と南部に1か所づつ神殿がある。パルミア領から近い神殿が第1神殿で北部にある。


 南部にあるセディナ第2神殿は領主館から2時間ほどかかるようだ。往復4時間でも帰りに第1神殿によれば馬車の苦痛は軽減される。


「この地図で見る限り、第2神殿の方が領主館から遠いですね。高低差も会って分かりやすい・・・

 領主館は景色が良くて高台にあって、第1神殿は馬車で20分ほどの距離ですか。」

「そうです」

 伯爵はニコニコと答えた。


「聖女様、明日は第1神殿だけにしておきましょう。

 また疲れが出てしまいますよ。」

 クリスはパルミア第1神殿以来、楓に無理をさせないよう無理をさせないように声掛けをしていた。


「そうですね。明日の体調を見て・・・・

 クリス様、伯爵様、どうして神殿の名称が、パルミアだとパルミア第1神殿、パルミア第2神殿というように地名+番号のような名称になっているのでしょうか。

 パルミア第1神殿はパルミアのなかのエスカーシュという町の神殿なのでエスカーシュ神殿と呼ばれる

 こともあったようですが、私はエスカーシュ神殿の方が神殿の名称でしっくりきます。

 神殿の格で第1、第2と呼ばれているのですか。」

 

「私は単純に神殿の格だと思っておりましたが聖女様のお考えはいかがでしょうか。」

 伯爵が楓に逆質問をした。

「私の国にははお遍路という風習がありまして、この地に来たら一番~順番に回るみたいな

 ことをします。

 ですので、第1、第2も順番通りに巡った方が良いのかと思うようになりまして・・」


「確かに神殿の内部資料のなかに神社の順番が書かれた書籍を見かけた覚えがあります。

 今回の結界の資料集めで。

 聖女様、パルミア地方が終わりましたら一度王都に戻りましょう。

 私も部下に聖女様が所望されている書籍を頼んであります。

 きっともう私の執務室の机の上は本でいっぱいになっています。」


 現在の執務室の様子を想像しているのかクリスは遠い目をしていた。


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