第23章 エルフたち
その間、エルフィアの中心、エルフの首都で、空気に響く静かな警報が鳴り渡った。
金色の長いマントをまとったEmpereur Elfiorは、宮殿のバルコニーに立ち、その隣には妻であり、星のエルフと称されるImpératrice Elentessがいた。
その存在は、天空を天の輝きで照らしていた。
古びた角笛の音が響き渡った。
それは、何世紀もの間、誰も耳にしたことのない呼び声だった。
エルフの戦士たちは、帝国の隅々に散っていたが、その音を聞くや否や、次々と動き出す。
広大な森の中の開けた場所に、四人の大将軍がそれぞれの軍勢を率いて現れた。
その中の一人――冬のように冷たい瞳を持つ長身の巨人が、静かに前へと歩み出る。
彼の名は Elistor。
エルフの将軍の中で、最も恐れられた男だ。
Elistor は集まった者たちを一瞥し、唇の端をわずかに吊り上げ、薄く笑った。
Elistor : 配置につけ。皇帝陛下が我らを見ておられる。
伝説に恥じぬ戦いを見せよ。
エルフの軍勢は規律正しく散開し、円を描くように陣形を組む。
重厚な空気が辺りを包み、何かが始まろうとしていた。
ついに、エルフの軍は完全に集結した。
四人の大将軍が堂々と歩み出て、皇帝Elfiorと皇妃Elentessの前にひざまずく。
やがて力と敬意を込めた同時の動きで立ち上がり、弓を天へ掲げ、剣を月明かりにかざす。
その瞬間、戦の咆哮が夜空を震わせる。
雷鳴のように響き渡り、軍勢全体をひとつにした。
ElfiorとElentessは満足げに視線を交わす。
その目には、誇りと力の示威が宿っていた。
Elistor : この戦の後、陛下。私は退くことを望みます。
妻と、生まれたばかりの息子のもとへ帰りたいのです。
場には静寂が広がり、敬意と感情が満ちていた。
Elfior : 許そう、Elistor!
だが、お前の代わりを務める者など容易には見つからぬだろう……
Elistor : 感謝いたします、陛下。
他の将軍たちは互いに視線を交わし、Elistorへの尊敬と称賛を示した。
Elfiorは力強くも親しげにElistorの肩に手を置き、Elentessは静かに頭を下げる。
言葉はもう必要なかった。
Elistorは優美な馬に跨がり、ゆっくりと顔を上げる。
その視線の先には、城壁の上で護衛に囲まれた娘Amarissの姿があった。
二人の瞳が月光の下で交わる。
静かで感情のこもった沈黙が空気を満たす。
それは、不確かな未来への約束のようでありながら、希望に満ちた予感でもあった。
Elfior : Amariss、我らが不在の間、民を頼んだぞ。
Amariss : パパ、ママ……どうか、無事に戻ってきてください……
Elentess : 私たちは何よりもお前を愛している、娘よ。必ず勝利して戻る。
二人は都市に背を向け、石畳を踏みしめる足音を響かせながら、荒れ果てたGuerriaの大地へと歩き出す。
かつてArtassと呼ばれ、強大な帝国を築いたEratoss帝の統治下にあった地――Humaniaに匹敵する戦士を誇った。しかし、その栄光は過ぎ去った。
暗黒の竜Kurayaとオークの皇帝が、途方もない軍勢を引き連れて現れ、進む先々で全てを破壊した。
AmarissとElentessの背後には、四人の大将が整列する。
三千の精鋭エルフ――優雅で致命的な戦士たちが、祖国を守る覚悟でその場に身を据えていた。
Elfior : ドワーフの皇に使いは出したのか?
Elentess : 諍いはあったが、彼も最終的には承諾した。四千のドワーフを連れてくるという。
Humania王へも救援と警告の書簡を送った。十千のモンスターがこの地へ向かっている。我々が把握した限りの情報は全て渡した。
Elfior : 来るかどうかはあまり期待できぬ。Humaniaに軍が迫っていると聞かせても、彼の判断は変わらぬだろう。
Elentess : あの頑固なドワーフ皇が来てくれればいいのだけれど。いつもの調子で偉そうにしているところを想像してしまうわ。
そのとき、将の一人、Alitassが静かに進み出て、頭を少し下げながら口を開く。
Alitass : しかし、彼らはどうやって一万ものモンスターを運んだというのだ?船でも使ったのか?
Elentess : 偵察を出している。報告では、一万の軍は海底を通るトンネルを経由して侵入したという。
Alitass : そしてオークの皇は?奴はどこにいるのだ?
Elentess : 臆病者はTenebraへ逃げ込み、少数の戦士しか連れていない。しかし相手を見誤っている。我らエルフとドワーフの同盟が彼らを粉砕するだろう……
このトンネルを破壊すれば、全員が生き埋めにされ、逃げ場はなくなる。




