異世界に来たら最強の魔法使いになっちゃった!!
序章
「私の人生これでおわり?」
朝の静けさの部屋の中それは突然鳴り響く!
ジリリリリーと目覚ましが鳴る。
エリー、目覚ましの音に気付き起き上がりそれを止める。
「あと、ちょっと!」
と言い再び眠ろうとする。
枕に頭をつけた瞬間と友達との約束を思い出し起きる。
直ぐに目覚ましを見る。
目覚ましは九時半を指していた。
それを見て叫ぶエリー。
「やばい、寝坊した。早くいかないとまた咲に怒られる。」
エリー、急いで着替えながら咲に電話する。
「あ、咲! ごめん寝坊した。ちょっとだけ遅れる。」
咲、それを聞いて答える。
「えー、またー。エリーこれで何回め?もーお昼エリーの奢りだからね。待ってるから早く!」
「わかった、直ぐ行く!」
着替え終わったエリー、貴重品をバッグに入れ家を出て鍵をかけ待ち合わせの場所へ向かう。
駅の前で待つ咲、エリーが横断歩道までに来たことに気づき手を振る。
「エリー、こっちこっち!」
それに気づいたエリー、手を降って答える。
「ごめん、咲。」
エリー、信号が青に変わり横断歩道を渡る。
その横から信号が赤になっているにもかかわらず突っ込んでくる一台のトラック。
トラックの運転手は運転しながら携帯を見ているせいか、信号が赤に変わっているのに気がついていなかった。
咲、それに気づきエリー伝える。
「エリー、トラックが突っ込んでくるよ。早く、早く。」
エリーもそれに気づき横断歩道を渡ろうとするが、トラックのスピードが意外にも早く渡ろうと
するエリーの寸前まで迫っていた。
咲がエリーに向かって叫ぶ!
「危ない、エリー!」
トラックの運転手もエリーに気づいて慌ててブレーキを踏むが間に合わず、そのまま突き飛ばしてしまう。
「エリー!」
咲、叫びながらエリーに近づき直ぐに携帯で救急車を呼ぶ。
エリーの周りにトラックの運転手や通行人の人だかりができる。
咲は必死にエリーに話しかけるが、顔からは血は流れ意識も薄れ瀕死の状態だった。
エリー、薄れゆく意識の中で
「私このまま死んじゃうんだ。 何か短いなー。」
次の瞬間、エリーの意識が無くなり死んでしまった。