表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月色の砂漠~新最高位誕生編~  作者: チク


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/81

成りすまし

 


    * * *


 次の日、キョウの家の前に子どもたちが集まっていた。

 午前中に勉強を教える予定キョウだったが、今日は具合が悪いのだという。


「急ですまない。うつしても悪いから今日の勉強はなしだ」

 ドアを開けることもなく、キョウは子どもたちにそう告げた。


 子どもたちはしばらく帰るでもなく、キョウの家の前でたむろしていたのだった。




     *


 そんな外の様子を伺っていたのはキョウ……ではなく、ネードだった。


 長老たちがキョウを攫い、それを隠すためには、誰かがキョウの代わりをする必要がある。

 そこで変化魔法を使えるネードの出番となる。


 当初は長老の身代わりに雇われたはずが、ずいぶんと路線変更したものだと思う。


 長老の代わりをしているシヴァは変化魔法は使えず、そのままの姿でラテーシア家にいるはずだ。

 長老の部下たちがなんとか家族には会わせないようにしているらしい。

 そんなんで大丈夫なのか気にはなるが、近い将来確実にいなくなるシヴァに感情移入しても辛いことが増えるだけだ。あまり考えないようにした。


 しかしながら、シヴァが気にしていたキョウに成りすますことになるなんて、妙なめぐりあわせだと思った。 


 シヴァが気にしていた、キョウが女の子を恰好をしていた理由がわかるかもしれない。

 ネードはアルバムを見ようかと思ったが、やはりやめた。



 キョウがどんな子どもだったかは、ネードが受けた依頼にはあまり関係がない。

 今のネードに必要なのは、いかにキョウじゃないことがバレないようにするか、バレた場合はどうやって逃走するかだ。



 家の間取りと窓は確認済だ。逃走ルートも何パターンか想定している。


 意外だったのは、家の中にたくさんの武器があったことだ。

 どれか武器を奪って逃走することもあり得る。

 ネードが武器の一つを手に取ろうとした時――



 ドアがノックされた。

 ネードに緊張が走る。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ