表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月色の砂漠~新最高位誕生編~  作者: チク


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/81

突然の訪問-2-


「ふん! 水脈も開けぬわ、魔力のない男一人邪眼もかけられぬわ、とんだ役立たずめ」

 黒いローブを被ったその人物は、エニモスに言ったのだが……



「え? やっぱり、長老?」

 キョウにずばり自分の正体を言い当てられ、長老は焦る。


「隠密行動ではなかったのか?」

 エニモスは呆れていた。



 男たちの間に沈黙が流れた。


「長老と? オズさんに部下さんたち?」

 若干警戒していたキョウだったが、ほぼ知り合いだとわかるとすっかり油断していた。



「やれやれ……」

 呆れつつも、前に出たのはネードだった。


 ネードは袖からワイヤを出す。

 ワイヤとは鞭に似た武器だ。

 対アンドロイド用で、人間相手に使うのは気が引けたがそうも言ってられなかった。


 ワイヤはキョウの体に巻き付く。


 そこで、がっくりキョウは意識を失った。



「よくやった!」

 長老は喜んでいた。


 長老は部下たちに、気絶したキョウを用意していた大きな箱に詰めるように指示を出す。

 この計画のために急遽用意されたもので、下の方にはキャスターが取り付けてある。



 ネードは釈然としないものを感じながら、その様子を見ていた。


 ワイヤに電流を流して気絶させるつもりだったが、ネードは電流を流していない。

 そんなに強く巻き付いてはいないし、気絶するはずがなかった。


――具合でも悪いのか?

 ネードは何気にキョウの家の中を見た。

 同居人はいない。

 何か持病の薬でもあれば、持たせてやろうと思ったのだが――。



「急げ!」

 長老の命令通り、部下たちは急いでキョウを運び出そうとする。



 その時だった。


「その男を離せ」


 大きな赤い髪の男が立っていた――。




     * * *


 その場にいた全員がぎょっとした。


 暗がりから、大きな赤い髪の男が突然現れたのだ。

 身長はゆうに2メートルを超えている。

 なかなかの威圧感のあるその姿に、長老はじめ部下たちも恐怖に陥っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ