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月色の砂漠~新最高位誕生編~  作者: チク


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有能


 ネードと打ち合わせ中も、疲れを見せず淡々としていた。


 思わず、疲れないのか、聞いてみた。


「回復魔法かけてますからね、平気ですよ」

 こともなげにそう言うオズに、ネードは舌を巻いた。


 回復魔法で睡眠時間を削れるなんて、聞いたことがない。

 類まれなる才能なのか、努力の結果か、はてはその両方なのか。



 打ち合わせが終わった後、シヴァの懸念材料であるキョウについて聞いてみた。

 本当はシヴァとオズが直接会って話し合えばいいのだが、表向き長老と長老の部下たちは面会が禁止されている。

 だから、主治医という立場のネードが間に入って情報を交換し合うのだ。


 話を早く切り上げたかっただろうに、オズは嫌な顔することなく自分の知ってる限りのことを教えてくれた。


 それが終わると、オズはミン・ラテーシアに長老の容態などをいかにも心配そうに聞く。

 とはいえ、長老の病気というのは表向き主治医であるネードがミンに説明したことであり、実はそれはオズが事前にネードに指示した内容なのだ。


 ややこしいが、よくこんな計画を思いついたな、と思う。


 長老もこんな有能な部下がいなかったら、こんな無茶な計画を立てたりはしなかっただろう。



 有能過ぎるくらい有能なオズが、なぜ長老に従ってるんだろう?

 ふと、そんな疑問が口から出たネードだった。


 失礼とも思えるその疑問に、オズは気を悪くするでもなく答えていた。

「長老は素晴らしい人です」


 その答えに苦笑いするネードだった。

 有能過ぎる男オズが、たった一つ無能な点は長老を高く評価しすぎることだろう。



     * * *


 数日経って――。


 キョウはストラップを作っていた。


 環境維持ロボがモチーフになった円筒形のストラップだ。

 鉄板を丸い筒状に成型し、細部を仕上げていく。

 パターンが決まったものを黙々と作り続けていくのに、いつしか没頭していた。


 ふと、夕方になっているのに気づいた。


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