百合の君へ
清楚な君
白百合が似合う
清楚な君
美しい顔に
静かな微笑みを浮かべて
君は窓の外を見ている
窓の外には
どんな景色が広がっているのだろう
僕には分からない
花々が咲き乱れているのだろうか
仔犬が戯れているのだろうか
それとも薔薇が一輪
雨露に濡れているのだろうか……
黒百合が似合う君
魔性の君
不敵な微笑みを浮かべて
夜の闇を見つめている
黒猫がその隣で
顔を舐めている
星空なんか見えやしない
そんな闇の中を
静かに見つめている……
黄百合を顔の前に持つ君
その百合を空に投げ上げ
みんなの希望を歌う君
白百合の乙女の君
黒百合の大人な君
黄百合の歌姫の君
皆美しい……
百合の君
すいません、少々頭が暑さで参っています……。
この詩をお読み下さり、本当にありがとうございます……。