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イケメンは変人

イケメンのセリフが長いです。

「……おぉ……やばい感じの人……?」


やっと声が出た私が最初に発した言葉はそれだった。


「んー……んー……?」


イケメンは悩むようなそぶりを見せてから疑問形で返した。


「ま、まぁ、やばい人にやばい人かって聞いてもロクな返事は返ってきませんよね……」


「そういうもんですよねぇー!」


イケメンが放つ謎の相槌と満点スマイルに、一体どういう気持ちで言葉を発しているんだろう、と思ったら、気付いたようにイケメンが言った。


「あ、ぼくの事言ってます??いやー、違いますよ?ぼくはやばい人じゃありません。」


そう言いながらぐっと距離を詰めてきたイケメンに思わず後ずさる。


「な、なんでそう言い切れるんですか?」


これは完全に距離感を掴もうとしない人の距離の詰め方だ。イケメンよ、自分の顔面と態度が、目の前の女子高生の心臓の動きを止めそうなんだぞ。


「なんでぼくの事をやばい人って言うのか?うんうん、ぼくが魔法少女にならないかってあなたに聞いたからですよねー?

そして、あなたは魔法少女という存在を信じてないからぼくのこと、『やばい』って思ったんですねー!」


「まぁそうですけど……」


「そんなあなたに朗報です!魔法少女は実在します!」


食い気味で自信満々に言い放って、イケメンはドヤ顔をした。


「いや、今の発言で全くやばい人疑惑は晴れていませんよ。」


至極当たり前な事を言ったのに驚いた顔をされた。


「あちゃぁ!そっかそっかー。言葉だけじゃあ納得しないタイプなんですね!」


「いや、初対面の人のあやしい言葉なんて信じないですよ……?」


「でもこれを見たら納得するでしょう!」 


「流すなよ」と言おうとして目を見張る。

私に背中を向けたイケメンがシャツを勢いよくまくり上げたからだ。


「ぎゃぁぁぁぁああぇぇえ?」


変態!と言おうとしてまたまた目を見張った。


「は、羽?」


イケメンの背中には白い羽毛で覆われている部分があった。その中心に一本の白い羽が生えている。


「そうでーす!ぼくは天使です!」


イケメンはすぐにシャツを戻しながらくるりと向き直って自慢げに笑った。

読んでくださった方々、ありがとうございますm(__)m

拙い文章ですが、頑張ろうと思っております。よろしくお願いしますm(__)m

誤字、脱字、文章が分かりにくい、面白くないなど、指摘してくださると嬉しくて泣きます。

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