イケメン現る
『魔法少女になりませんー?』
変に間延びした声で突然発された衝撃の脳内お花畑発言。
「え?」
私はろくな返事もできず、しばらくその場に固まっていた。
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今、家の門の外に凄まじいイケメンがいる。
「!?!?!?」
朝には少し刺激が強すぎるくらいのイケメンに、心臓の鼓動が抑えられない。
おっと、これは私が大袈裟に言っているわけではないぞ。
ゴミ出しに出てきたお向かいのおばさんなんて、一目見るなり鼻血出して倒れてるし。
「おー来ましたねー?」
ゆるーい感じの声でこっちを見て微笑まれるともう限界です。
と、次の瞬間、イケメンは家の低めの門の上から手を伸ばして内鍵を開けて入ってきた。
「おっおぉ?こ、この家に何か用でしょうか?」
慌ててイケメンの前に立ちはだかる。
こんなイケメン見た事がない。お母さんかお父さんの知り合いだとしたら、いったいどこで知り合うのやら……。
不審者には見えないけれど、知り合いじゃないなら怪しい勧誘かもしれないし、通せない。
「家って言うかぁー、ちょっと君に用があるんですよ。ちょっとお時間よろし?」
「わ、私??」
な、なんだ?もしかして、新手のナンパ??
いや、でもこんなイケメンだったら引く手数多だろうし……そんな事は無いよなぁ……。
私が返事をする前に、私の考えてる事を察したらしいイケメンが先に口を開いた。
「あー、警戒してます?じゃあここで言っちゃっても良いですよ!」
「え?ここで言っちゃっても良いような内容なんですか?」
「え?何を考えてたんですか?」
心底驚いたような顔をするイケメン。
いかがわしい事を考えていたなんて言えないから、キリッとした顔で誤魔化した。
「なんでもありません。用件とは何ですか?」
「あー、そうそう。あのぉ、
魔法少女になりませんー?」
感想熱望しておりますm(__)m
話がダラダラしがちなので、つまらないとか、進みが遅いとか、字間違ってるとか、どうか教えてくださいm(__)m