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現人神たる天皇陛下、日本全国への行幸により、その臣民をお救いになる。
現人神たる天皇陛下は、日本全国への行幸によりその臣民をお救いになる。
年が明け、昭和16年(1941年)1月、御召し列車により、行幸が始まった。特に傷軍人等の手足指等のの欠損した者、眼の見えない者、聾唖者、また、肺病(結核)等の患者を病院や集会に集めさせ、私が神の御業を行使して健常者として回復させた。
奇跡を目の当たりにすると臣民は、老いも若きも皆が「天皇陛下様は生き神様じゃ、有難や、有難や」と拝まれるのには参った。この行幸の様子は、各国の大使館を通じて海外にも伝わり、大日本帝国の天皇は現人神だというニュースが世界中を飛び回った。イエス・キリスト以来の奇跡を起こす存在として有名になったようだ。但し、天皇陛下としては、大日本帝国の臣民へのケアしか出来ないので、外国人は原則ケア対象外とした。
さて、大日本帝国の資源確保についてであるが、国内では、石油や石炭等のエネルギー資源、さらに鉄、銅、アルミニウム・ボーキサイト等は採掘量が極端に少ないので、日本の周りの深海から手に入れることにした。