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現人神たる天皇陛下、御前会議で神の御業を披露され、日本全国への行幸が決まる。

御前会議で、現人神たる天皇陛下は出席者全員に神の御業を披露され、日本全国への行幸が決まる。

御前会議が開かれ、その席上で現人神たる私が神の御業を出席者の眼前で披露した。集められた傷痍軍人は、陸軍から５名、海軍から２名、計７名である。やはり、陸軍の方が傷痍軍人の発生が多いらしい。海軍は、その反面死亡率が高いのだ。確かに砲撃戦以外で、沈没で船と運命を共にするということは即溺死となる。

私は、天皇を目前にした傷痍軍人を優しく慰め、義足や義手を外させた。そのうえで、彼らの失われた部分を優しく撫で擦ると、手足が瞬く間に再生を始める。出席者たちは全員感動していた。まさに天皇が現人神だということを理解したのだろう。

「流石に、死んだ者を甦えさせることは出来ないことはないが、勘弁して欲しい。神界にも影響を及ぼしかねないからだ。」と出席者一同に話した。御前会議では、私の行幸を年明け早々から行い、特に病院や地域の集会所を回ることが決まった。先ずは、天皇が現人神だということを我が臣民に広く示すことである。