蒋介石と宋美麗夫人、空路で大日本帝国の帝都へ向かう。
蒋介石と宋美麗夫人が、天皇陛下に拝謁し、感謝の念を示すため、いよいよ来日します。
後一話で中国編は終わり、次は、ソ連の首都モスクワで、独裁者スターリンとのトップ外交に我が現人神たる天皇陛下が臨まれます。独裁者スターリンと現人神たる天皇陛下の対決は如何なる結果となるでしょうか?乞うご期待!
蒋介石と宋美麗夫人は、7月初め、大日本帝国の東京国際空港へと向かう機上にあった。本当は、大日本帝国の誇る航空機で天皇特別機である「富獄」に乗りたかったのだが、その航続距離からしても近すぎるし、中国の飛行場の滑走路では、離着陸出来ないとのことで断念せざるを得なかった。結局、アジア圏向け天皇特別機「大鶴」が選ばれた。それでも、2基のジェットエンジンを持ち、娯楽室や食堂、温泉設備まで付いていて宋美麗夫人は、我が中華民国にもこのような特別機が欲しいと蒋介石におねだりしたらしい。
数時間後、中華民国の護衛戦闘機が離れ、大日本帝国の護衛戦闘機が護衛に付いたが、これも初めて見るジェット戦闘機だった。「あれは、我が大日本帝国の誇る護衛戦闘機「若鷹」です。」、蒋介石と宋美麗夫人に美人のスチュワーデスが知らせてくれた。何でも、皇立空軍のエリートパイロットが護衛に付いているらしい。あの機体にある赤い彗星のマークは、このスチュワーデスの婚約者らしい。