中国共産党壊滅、蒋介石と宋美麗夫人の感慨。
中国共産党は、中国国民党と大日本帝国軍事顧問団の協力により、壊滅します。
蒋介石と宋美麗夫人は、大日本帝国の皇居で天皇陛下に拝謁し、感謝の念を示すことにしました。
後二話で、中国編は終わり。その次の舞台は、ソ連で相手はスターリンとなります。もちろん、我が現人神が僅かなお付きのものを従えてトップ外交を行います。
5月末、中国共産党最後の幹部が死んだ。中国共産党軍には、既に将校も兵士も満足な人材は残されておらず、そのまま、国民党軍に投降した。その風体は亡者のように痩せ衰え、とても軍隊とは言えない存在であったとのことである。
蒋介石と宋美麗夫人は、しみじみとこれまでのことを振り返っていた。全ては、大日本帝国の天皇陛下が現人神となられてからのことだった。救世主でもある天皇陛下は、先ず近隣諸国への侵略を止めさせ、中国大陸からも全面撤退、最後は、米国大統領フランクリン・D・ルーズベルトの独走により、大日本帝国奇襲攻撃で自滅に追いやったのだが、次の大統領ハリー・S・トルーマンとは、一転、ハワイでの和平会談を申し出て、自らハワイに出向き、ハワイを独立させることで太平洋を日米平和の海とした。そして、中国にこれまでの大日本帝国の侵略を謝罪しながら、神の世界平和の御意志を示され、中国共産党の悪魔のような計画を炙り出して、日中合同で中国共産党を壊滅させたのだ。蒋介石は、天皇陛下を救世主、宋美麗夫人はキリストの再来だとみている違いはあったものの、夫婦は、大日本帝国の皇居に赴き、天皇陛下に拝謁、感謝の念を示すことにしました。