中国の蒋介石と宋美麗夫人の衝撃。
現人神たる天皇陛下は、ダイレクトメッセージを蒋介石と宋美麗夫人に送り、史実を理解させ、神の理想とする平和な世界とは、掛け離れてしまった現世に二人は衝撃を受ける。
人の脳に直接イメージ等を植え付けるダイレクトメッセージは、神の御業の中でも特殊なものだ。口と耳でやり取りするより、膨大な情報を一度に相手に送ることが出来る反面、相手の脳への負担が大きい。そのため、負担を掛けないような調整を行う。
蒋介石と宋美麗夫人は、ダイレクトメッセージを受け入れたが、一番ショックを受けたのが、国民党軍が共産党軍に惨敗し、太平洋戦争後の1949年(昭和24年)台湾という東の端の島に追いやられたことだった。国共合作により、日本軍の相手を主に国民党軍に担わせ、自分たち共産党軍は、上手く立ち回りながら、力を温存し、さらに人民の中に浸透し、力を蓄えていたのだ。
また、東京大空襲等の無差別爆撃、広島・長崎への原子爆弾投下等での虐殺行為には、敬虔なるクリスチャンである宋美麗夫人は号泣し、蒋介石は夫人を慰めるのに懸命となった。最後に、今や核とミサイルが世界中へと拡散し、世界が神の理想とは掛け離れたものになったことに夫婦は衝撃を受けていた。




