米国大統領ハリー・S・トルーマン
フランクリン・D・ルーズベルトの急死により、副大統領ハリー・S・トルーマンが大統領に就任した。前大統領の独走による宣戦布告無き大日本帝国奇襲攻撃という暴挙を犯してしまったことをどう解決するのだろうか?
ハリー・S・トルーマンが大統領に就任したとき、アメリカは混乱の極みと化していた。宣戦布告も為ずに奇襲攻撃を行うという暴挙は、世界中から、あのヒトラーからも責め立てられた。ハリー・S・トルーマンも知らなかったのだ。指示を受けていたのは、国務長官及び国防長官、三軍のトップのみだった。完全な大統領の独走に依るものだった。ハリー・S・トルーマンは、就任後、議会上院及び下院でこのことを説明し、大日本帝国の天皇に遺憾の意を表し、改めて日米平和条約を締結したいと表明した。
アメリカ合衆国大統領ハリー・S・トルーマンが遺憾の意を表明した後、大日本帝国天皇への親書を携えて米国大使ジョセフ・グルーが皇居に参内した。親書を天皇は見て、ジョセフ・グルーへアメリカ合衆国大統領とハワイで会えないかと伝えた。天皇からの回答に驚いたジョセフ・グルーであったが、ジョセフ・グルーも現人神たる天皇陛下に心酔しており、本国へ伝えることを約束した。