大日本帝国の現人神たる天皇陛下の威信は世界中に轟き渡る
米軍による大日本帝国奇襲攻撃を撃退した現人神たる天皇陛下の名声は世界中に轟き渡り、一方のアメリカ大統領フランクリン・D・ルーズベルトは国際連盟の旗頭とされていたにも関わらずその名は地に落ちた。
ソ連、中国はおろか、長年の同盟国である英国、さらにフランス革命を経た自由の先達フランスまで、大日本帝国に靡いている。今や、ヒトラーのナチスドイツやムッソリーニのファシストイタリアまでも大日本帝国の天皇陛下を慕っているという情報がローマ法王庁から知らされたときには度肝を抜かれた。キリスト教徒、イスラム教徒、仏教徒、さらにはヒンズー教徒まで現人神に現世の幸せを期待しているらしい。ユダヤ人だけがこのアメリカ大統領フランクリン・D・ルーズベルトに忠誠を誓っているのか?そう考えていると、激しい痛みがルーズベルトを襲った。脳内出血の発作だった。孤独な大統領フランクリン・D・ルーズベルトは史実よりも3年半余り早くその命を落とし地獄に堕ちた。それは、神の一番弟子があらかじめ神様から知らされた同時刻のことだった。
一番、慌てふためいたのが米国で、特にホワイトハウスは混乱の極みとなっていた。しかし、結局、副大統領を務めていたハリー・S・トルーマンが大統領に就任した。




