現人神たる天皇陛下、御前会議で大日本帝国の当面進むべき道を示される。
御前会議で、現人神たる天皇は、米国大統領フランクリン・D・ルーズベルトを悪魔と見抜き、神としてこれと断固戦うことを示した!しかし、襲い来る敵を迎え撃つ姿勢を大日本帝国は取ることとした。
花見の季節が終わり、桜の花も散り終わった頃、御前会議が行われた。
最近の御前会議は明るい、特に近衛文麿総理大臣をはじめ、陸軍大臣も海軍大臣も出席者は皆花見の話題で持ちきりだった。現人神たる私も我が臣民の明るい笑顔が何よりの喜びである。
会議が始まると、出席者の顔が暗くなる。何もかも、あの米国大統領フランクリン・D・ルーズベルトのせいである。まあ、奴はプロテスタントとか表向きはキリスト教徒を名乗っているようだが、私は裏では無神論者で白人至上主義者の人種差別主義者であることを見抜いていた。
御前会議で、私は皆にこのことを話し、「フランクリン・D・ルーズベルトという悪魔が大日本帝国を地獄に誘い込もうとしているが、現人神たる私はそれを許さない。逆に悪魔を地獄に突き堕とすのだ、来たるべき戦いは先に手を出した方が負ける。我が大日本帝国は襲い来る敵を迎え撃つことにしよう。私に全て任せて欲しい!」と締め括った。