現人神たる天皇陛下、名誉慰問団長として、大日本帝国の隅々で活躍なされる。
天皇陛下は、名誉慰問団長として日本本土各地、樺太及び千島列島、台湾及び沖縄、委任統治領たる南洋諸島と大日本帝国隅々をお巡りになられた。大日本帝国の陸海軍、空軍、海兵隊の兵士たちの士気はいよいよ奮い立った。
天皇陛下は、日本本土各地を始め、樺太及び千島列島、台湾及び沖縄、さらに委任統治領である南洋諸島まで大日本帝国の隅々まで慰問団の名誉団長として活躍された。陸軍に加え、海軍、空軍、海兵隊にまで慰問の範囲は広まった。これにより、兵士たちの士気は上がり、我々は現人神の尖兵であるという意識が浸透した。将校と兵士たちとの関係も、天皇陛下の意向により、親子・兄弟のような関係となった。食事も入浴も将校と兵士たちも同じ釜の飯を食べ、同じ湯船に浸かり、懐かしい故郷や親兄弟姉妹や妻子のことを話し合った。それは、新しい大日本帝国軍人の誕生であった。異なるのは制服と階級章だけであった。衣食住に加え、武器弾薬や補給物資もさらに充実し、天皇陛下の現人神という慈愛を受けているという喜びに兵士たちは浸ることが出来たのだ。さらに、神の御業により、駐屯地から希望を取り、故郷の家族との対面が出来るということに、将校も兵士たちも喜び勇んだ。
また、管理部門や医療部門には、資格を持つ女性の参加も認められた。男女の区別を無くすという天皇陛下の考え方には、当初反対もあったものの、現人神の意志と男性の負担軽減という結果に、反対の声も減っていった。今や、女性に対する教育参加には、男性と同じく国からの奨学金と天皇家からの恩賜金が出るようになった。男性は徴兵、女性は志願という形でそれぞれが国へ奉仕するということになった。皇立女性大学が設立され、天皇陛下が名誉学長に就任した。