現人神たる天皇陛下、内閣閣僚たちを晩餐会でおもてなし④
天皇陛下は、閣僚夫人たちとも気軽に話されます。また、皇后陛下に寂しい思いをさせているとのことで、閣僚夫人たちにも皇居訪問を呼び掛けられます。
天皇陛下は、他の閣僚たちとも気軽に会話をすすめながらも、その夫人たちにも話し掛けた。夫人たちは、テーブルから席を外し、ビュッフェの周りで歓談中だった。
天皇陛下「近衛文麿夫人、よろしいかな?」
近衛文麿夫人「陛下、主人がいつもお世話になっております。まことに畏れ多いことでございます。」
天皇陛下「近衛文麿には、私の方がいつもご苦労を掛けている。さらに、皇后にもかなり寂しい思いをさせている。奥方たちには、皇后を時折訪ねて貰えば有難い。私が神から与えられた使命を実現するためには、世界各地を回らなければならず、それには、皆の支援が必要なのだ。その閣僚を支えているのは奥方たちだ。よろしくお願いしたい。」
近衛文麿夫人「もちろんでございます。これからも主人を支えます。よろしいですわね、皆様、さりとて、皇居訪問は気軽には出来ませんが、どのようにすれば良いのでしょうか?
〈他の閣僚夫人からも賛同の声あり〉
天皇陛下「それもそうだな、皇后を連れてこよう。皇后も皆と話したいようだ。これ、良子や。こちらにおいで!」
皇后陛下「貴方、人前で良子は止めてください。近衛夫人。お久しぶりですね。」
近衛文麿夫人「皇后陛下、勿体ないことです。時折、皇居を訪問するようにとの御言葉を天皇陛下よりいただきましたが、よろしいのでしょうか?」
皇后陛下「是非ともお願いしますわ。他の閣僚夫人たちでも、貴女のお友達でも良いのよ。女官長に伝えておくわ。これは、直通電話よ。陛下から付けていただいたの。最近は、蒋介石総統夫人の宋美麗様ともよく話すのよ。貴女方にも、皇居へ来ていろいろな話を聞きたいわ。最近は、この人、飲んだくれになっちゃって!」
天皇陛下「これこれ、人聞きの悪いことを言うな。人間には毒かもしれないが、酒は神のエネルギーなのだよ。」