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現人神たる天皇陛下が陸海軍の軍備を一新される。
現人神たる天皇陛下が陸海軍の軍備を一新される。
大日本帝国の軍備は、資源確保にも関連するのだが、特に兵站を無視して正面装備だけを増強している。これでは、短期決戦しか出来ないではないか!これを陸軍大臣と海軍大臣に問い詰めると頭を下げるばかりだった。そこで、私は、陸軍は輜重兵等補給部門の充実、海軍には自前の輸送船団整備を命じた。資源は確保出来たのだから、後は補給次第である。輜重兵や輸送船を下に見てはならぬ、彼らの存在が在ればこそ軍人は安心して戦うことが出来るのだ。
私は、陸軍大臣に輜重兵の位を上げるよう、海軍大臣には、輸送船の護衛システムを整備するようそれぞれ命じた。そして、陸軍には、輸送トラックとそれを護衛する航続距離を有する航空機と装甲車両、海軍には、輸送船とそれを護衛する飛行艇と海防艦を与えた。航空機・飛行艇には、電子哨戒システムを完備し、装甲車両と海防艦には無線システムを用意した。これらの操縦やシステムに精通した人材を育成しなければならない。陸海軍に士官学校や兵学校以外の教育機関が必要だろう。