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2日目 午前中

いつの間にか眠っていたようだ。少し睡眠が足りないと感じるのは気のせいだ、……多分。

俺は後ろのミコトを起こさないようにそろりそろりとベッドをでる。そしてミコトをじっと見る。昨日の会話で彼女はいくらか嘘をついていた。だから俺はまだ、この不思議な編入生を信じきれずにいる。焦っても仕方がない。いつか自爆することを願おう。


さてさて、お願いその1だ。朝飯を作ろう。今までは1人暮らしだったから食材のストックが狂い始めた。これも今日、買っておこう。そういえばミコトは箸を使えるのだろうか。そうだ、今日の朝食で箸の技術を試そう。大丈夫、契約範囲内だ。故に、白米、豆は確定。後は、味噌汁、焼鮭、後、何かフルーツあったっけ。


鮭を焼いているとミコトが起きてきた。

「うー。」

目を擦っている。どうやら朝は弱そうだ。そしてソファへダイブ。二度寝か…… 俺は鮭を焼き終わるとソファに向かう。ミコトの耳元で「敵襲だー(棒)」と言うと案の定ミコトは目を覚まし、ソファの裏へ跳び移る。少ししてミコトは状況を理解したらしく、顔を真っ赤にして出てきた。今度からこれで起こそう。ミコトは俺に「死ね。」と一言、いやぁ、ルームメイトができるってすばらしいんだな。


朝食では俺の思惑通り箸があまり上手ではなかった。さすがにかわいそうなのでスプーンを出してあげたが、少しやり過ぎたな。機嫌を損ねてしまった。だがまだこんなもので終わるつもりはない。なんせ、俺が模擬戦勝ったのにルールを向こうが決めたからな。


朝食を食べ各々が身支度をし、一段落した後、早速荷物の整理に取りかかった。ミコトの荷物のか8割が服だったので、俺の出番は少なかった。ただ、これは衣装ケースが必要だろう。その間に俺は掃除、洗濯、食器洗いを済ませた。


そして昼食も早めに済ませ、俺たちは大型ショッピングモールへ向かった。

~午前中のある一幕~


修「校長~外出申請ー」

校長「あぁ、OKだ。今日はデートか?」

修「違う。一緒に買い物に行くだけだ。」

校長「それを世間一般ではデートと言うんだよ、少年。」

修「ウッ」

校長「そういえば、昨晩はお楽しみだったな。」

修「どこまで見てんすか、この覗き魔。固有魔術を悪用すんなよ。」

校長「まぁ、楽しんでおいで」

修「い、行ってきます……」


校長には誰も勝てない。そう思った主人公であった。




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