表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/28

修羅場Ⅱ

……眠れない。もしかしたら今夜は一睡もできないんじゃないか?あの光景が頭から離れない。それは向こうも同じなのだろうか、2段ベッドの上からゴソゴソと忙しなく動いてる音が聞こえる。すると突然上から

「……起きてる?」

と聞いてきた。この問いを俺は無視する。なんせ早く寝たかったのだ。するとミコトは俺のベッドの中にいた。


はしごを下りる音は全く聞こえなかった。じゃあ飛び下りたのか。もう一度言うが全く音が聞こえなかった。間違いない、ミコトは夜の行動に慣れている。そんな思考は1秒後にはどこかへいってしまった。俺の体がビクゥッと震える。横を向いている俺の背中にミコトは体を密着させてきた。柔らかい感触、間違いなくミコトのアレだ。


「やっぱり、起きてた。」

「……気づいてた?」

「うん、まだシュウは私に言うべきことを言ってもらってない。」

ちょっと待ってくれ。俺の心音が今世紀一番だ。密着させてる分、向こうにもバレバレなのだろう。だが、逆もまた然り、ミコトの心音もバクバクしてる。

「えっと、ありがとうございます?」

ポカッとミコトは後頭部を殴ってきた。

「エッチ、変態、クソ、…………バカ。」

一体何なんだ?この可愛い生き物は。俺の理性が飛びかけた。

「本当にゴメン‼えっと、明日、ミコト用のシャンプーとか色々と買うつもりなんだけど、お金は全部俺が持つから。それで許してくr」

「許さない。嫁入り前の身体を見られた、それを一緒に買い物するだけで許せ?逆にご褒美だろ。シュウ、責任取れ。」

「じゃあ、何か1つ願いをいえ。何でも叶えてやろう」

「お前はどこの神龍だ。願いか……2つでもいい?」

「あぁ、俺は神龍を超えてやる。」

「んじゃ、1つ目。これからこの部屋の家事は全てシュウがすること。」

「うん」

「2つ目、私と恋人のフリをしてほしい。」

「うん?はい?」

「あのクラスにはシュウ以上の変態さんばかり、一緒に買い物に行くと、必ずそういう噂が立つ。」

「俺でいいのか?俺はミコトの裸を見てるんだぞ?」

「思い出すな、バカ。シュウは私がこんなことしてるのに襲ってこない、ムッツリスケベの童貞さんだから。他の男ならそうはいかない。」

なんか酷いこと言われてるが、何故か信頼度が上がってる?ルームメイトと仲良くできるのだから問題はないか。

「わかったよ。あくまでもフリなんだな」

「うん。後、明日の買い物は勿論全部シュウ持ちだから。」

「はいはい、わかりましたよ。」

「うん、じゃあおやすみ~グゥ」

「あぁ、おやすみ、ってそこで寝るの?」

あっ、ダメだミコトの体温が上がってきた。これじゃ、俺が寝れねぇじゃねぇかよぉぉぉ!!





作者「校長、いいんですか放置してて。」


校長「こっちの方が面白いからな。なぁに、間違いが起これば止めるさ。それにしても若いっていいねぇ。」ニヤニヤ


作者「校長こわい」ガタガタ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ