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初戦

さぁ、試合開始だ。先ずは様子見といった―――

瞬間、目の前にミコトが現れる10mを1秒足らずで詰められた。彼女の手には炎、防御は不可。俺は咄嗟に風魔術を使い後ろへ跳ぶ。

「チッ、1発K.O.はさすがにないか……」

人が変わったぞ、ヤバイ、マジだよアイツ。俺、今まで女の子に手ェ出したことないんだって。


ハァァァ‼

何重もの大波。風魔術で空へ逃げる。今度は氷柱が。土壁で応対。火柱が下から上がる。風魔術で回避。彼女は異なるバリエーションの攻撃を仕掛けて来る。だが、俺は全てをいなす。単発の攻撃力はなかなかだ。むこうの魔力切れが一番いいのだが、そういうわけにはいかなさそうだ。


「逃げるのは上手ね‼」

そう叫んだ彼女を見るとそこには水の塊に電気を浴びせる彼女の姿。

「それが君の固有魔術か!」

「ええそうよ、私は電気使い(エレクトロン)!次であなたは倒れる!いくら避けるのが上手くてもこれは無理よ‼」


そう、彼女は水を電気分解している。すなわち水素が発生。そこへ火魔術でドカン‼だろう。確かに今までの避けかたでは回避は不可能。


「さぁ、これで終わりよ!喰らえ、水素爆発(ハイドロエクスプロージョン)‼」

しかし、爆発は起きなかった。

「どうして、どうしてよ!」

「いや~風魔術を鍛えると校長見たいなこともできるんだよね。君の生み出した水素は圧縮して飛ばしちゃった。他にもね、風魔術はこんなことが出来るんだよ。」


ミコトはその場に這いつくばる形になる。

「空気を圧縮するとその分そこへ新たな空気が集まる。それを利用して大気圧を今、5Gにしてる。あと、空気を圧縮してるから温度がどんどん上がるんだよね~。どう?そろそろ降参してくれない?」

「……私の……負け」


「試合終了!勝者、有川!どうだった?編入生は」

「疲れた、帰る。 えっと……ミコト、帰るよ。」

ミコトは不貞腐れているが、自分の部屋がわからないので俺についてくるしかない。

「仲良くやれよ、青少年たち♪」

と言って校長は消えた。


程なくして2階にある俺の部屋に到着した。案の定そこには箱、箱、箱。これを片すのは今日だけでは厳しいかなぁ。




ステータス

藤原 海神(Neptune)

得意魔術:水、火

固有魔術:電気使い(エレクトロン)new!

伸長:155cm 体重:??kg


まぁエレクトロマスターは既出ですし……"電子"を意味するエレクトロンになりました。

固有魔術は人とダブることも有ります。


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