校長室にて
「何故、君が呼ばれたかわかるかい?有川」
「いえ、自分にはまっt「わかるよね?」
「ええ、面倒くさいんですね。」
「そうだよ~君にわかるかい?この気持ちが~」
と泣きながら生徒に抱きつく校長を見た海神は
「どこも似たようなものかぁ」
と呟く。その光景はまるでドラ〇もんとの〇太君みたいだった。
「で、用件はなんですか?」
俺はこの人には逆らえない。この人は俺の命の恩人でもある。それはもう感謝してもしきれないぐらいに。
「我が寮の現状をご存じかい?」
さすがに察した。いや、ダメだろ。思春期の男女が同室はヤバイ。色んな意味で。
「大学での研究員が増加したことにより寮の部屋の空きがない状況ですよね。」
「その通り、その通りだよ。君には特別に2人部屋を1人で使わせてやってるんだ。なぁ、いいだろう?」
「えっと……それは彼女に聞いてくれませんかね?」
と言って彼女を見る。
「イヤ」と一蹴。
……でしょうね。
「これは決定事項だよ。従ってもらうしかない。もし従わないならお姉さんの優しい精神攻撃で"yes"を引き出すしか―――」
「やめてくれ校長! それはダメだ。あんたの闇魔術は強すぎる! 確実にトラウマだ、1ヶ月は後遺症が―――」
とこの喧騒に彼女が口をはさんだ
「えっと、まだ彼の名前も何も知らないんですけど……せめてこの男のについて教えてもらってもいいですか?」
「そうだな、教えてやろう。こいつはn「いや、本人がこk」ガールズトークだ。しゃしゃるな少年。」
なにがガールだ、36歳の魔女じゃないか。まぁ化粧のおかげもあって初見では誰もが20代だと思うだろうが。まぁ、黙らないと話が進まなさそうだ。
「有川 修18歳。死にかけのところを私が保護した。まぁ、だからこいつは私に頭が上がらない訳だが。得意魔術は風と土。可愛い容姿でクラスの女子ともまぁまぁ喋れる。これだけ言えるのは、私がここで校長をしている限り、こいつに間違いは侵せないってことだな。どうだ。」
間違いを侵せないというのは本当だ。校長の固有魔術は『空間掌握』、指定した範囲の空間を自在に操ることができる。その範囲は最大50万km月まで余裕でテレポートできる。本人曰くそんなつまらないことには魔術は使わないらしいが。
「まぁ、いいでしょう。認めます。」
「そうかそうか、認めてくれて嬉しいぞ~。では修、学校を案内してやれ。校内ではなく、学校だぞ。」
嘘だろ……、この学校どれだけ広いと思ってるんだ……、幼稚園から大学院まであるんだぞ。まぁ普段使わないどころは除外してもいいだろう。それくらい許してくれるだろう。
現在午後4時、急がなければ。
「えっと……じゃあ行こっか。」
「ん。」
そう言って校長室を後にした。
読んでくださりありがとうございます。拙い文章でしょうが、できるだけ面白くできるようにがんばります。
海神ちゃんと校長のステータスでーす。
ちなみに海神ちゃんは日本人でーす。
藤原 海神(Neptune)
得意魔術:水、火
固有魔術:???
身長155cm 体重??kg
校長
得意魔術:闇
固有魔術:空間掌握
年齢:36歳 身長168cm 体重??kg