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幕間 苗木ちゃんは消えない

こちらは感想欄で強い人気のある後書き劇場主体の幕間です。


本文は僅かにしかありません。


嫌いな方は、後書きは読まずにブラウザバックをお願いいたします。


 修羅場というのをご存じだろうか?


 色んな意味があるが、男女関係が生み出すあまり遭遇したくない現場も修羅場の一つとされている。


 転生して……いや、とにかく前世も合わせて、俺に修羅場がやってくるとは思いもしていなかった。


 俺――リオン・フォウ・バルトファルトは、現在修羅場となっています。


「リオン、聞かせて貰おうか? その後ろにいる女と、部屋の中にあるベビーベッドの意味を。理由くらいは聞いてやる」


 激怒しているためか、魔力があふれて髪が揺れているアンジェは激怒具合が既に危険レベルに思えた。


 この、理由くらい聞いてやるよって……言い訳を言ってみろ、からの言い訳をするな! のコンボだと思っている。


 俺はガタガタと震えながら言い訳をするのだ。


 心の中で、まだ来ないルクシオンを待ちわびながら……。


「ち、違うんです! これには深いわけが――」


「だから、聞かせてくれないか?」


 アンジェの目が怖い。


 どう考えても、現状では俺が悪い。仕方のない面もあるが、それを二人に理解しろとは難しい話だ。


「ベ、ベビーベッドは犬の介護に必要で、ノエルはアレだよ。本当にいたんだよ」


 後ろで姉貴さん改め、ノエルさんが、


「あの、私はここにいますけど?」


「ごめん……犬の方のノエルなんだ」


「え? 首輪が必要ですか?」


 モジモジするノエルさん……おぅ、思い出してしまった。


 この人、そう言えばエリクに首輪を付けられていた。


 更なる誤解を生み出し、アンジェの額に血管が浮き出て顔が――おい、ルクシオン、見ているんだろ?


 なぁ……答えてくれよ、ルクシオン。


苗木ちゃんの後書きコーナー


( >д<)「ふぇぇぇん、りおんしゃんをいじめぇないれぇ」


( ゜д゜)「それにしても……近くにいる良い感じの子を選んだが、私の守護者に他に番いがいるとか想像できねーよ。でも、それっぽいこともあの一つ目と言っていたような……なかったような……」


( ゜∀゜)「えへ、苗木ちゃん、ききのがしちゃいましたぁ~」


(;゜∀゜)「……どうしよう? 今から、新しく来た番いに紋章を移そうかな? でも、それやっちゃうと、私が軽い女に見られそう」


( ゜д゜)「やっぱり~、聖樹の苗木としては~、ちょっと雰囲気出したいっていうか~。紋章をほいほい簡単に与えるのは~、よくないと思うの~……」


(゜∀゜)「あ! 閃いちゃった! 苗木ちゃん、あったまいい~!」


( >д<)「わたしぃのみこしゃんに、けんかはめ~! っておくりゅの~ みんな、けんかしたらめー!」


(゜∀゜)「どうよ!」


――ノエルが閃いて、首輪を装備しました。

――アンジェが更に激怒しました。

――リビアが参戦しました。

――リオンのお兄ちゃん……ニックスは泣いて逃げ出しました。

――リオンは紋章を見て「ルクシオン早く来ないかなぁ」と呟きました。


Σ(・∀・;)「ふぇ!」


( ゜д゜)「……」


( ゜д゜ )


( ゜д゜)


( ゜д゜ )


(;゜д゜)「大丈夫。まだ慌てる時間じゃないわね。失敗は誰にでもあるの。大事なのは諦めない心よ」


(;>д<)「今度こそ届いて、私の思い! 巫女ぉぉぉ! 首輪じゃないわ。というか、首輪はないわ! ここは一旦落ち着かせて話し合うの! 会話よ。会話をしなさい!」


(;゜д゜)「どうよ!」


――ノエルが閃きました。どうやら、これまでどれだけ優しくされたのか語りはじめたようです。

――アンジェは無表情になりました。右手に炎が出現しています。

――リビアは泣き出しそうです。

――リオンは天を仰ぎなら「糞の役にも立たない苗木より、ルクシオンが来ないかなぁ」と思っているようです。


(#゜Д゜)「巫女ぉぉぉ! そうじゃないのよぉぉぉ! 自慢して相手を煽らないで! というか、一人が炎を出しているわよ! 巫女として、私に火を近付けないで! 守護者、私を守って!」


――リオンは「火傷もルクシオンに治して貰えるかな?」などと考えています。


ヽ(`Д´#)ノ「諦めるなぁぁぁ! 私は燃えたら死んじゃうのよぉぉぉ! こうなればもう一度ぉぉぉ!」


(#>д<)「二人とももっとやる気を出してぇぇぇ! 私のピンチよぉぉぉ! 役目を果たしてぇぇぇ! 私を守るのー!」


――聖樹の紋章、守護者と巫女の紋章が輝きました。


(;゜∀゜)「通じた! ほら、みんな喧嘩は……」


――リオンとノエルの似たような紋章を見て、アンジェとリビアは更に疑惑を強めました。

――アンジェが体から炎を噴き出しています。

――ノエルは右手の甲を見て頬を染めています。

――リビアはノエルの顔を見て、周りに紫電が発生しています。

――リオンは思いました「何て使えない聖樹の苗木だ」と。

――火に油を注いでしまいました。


( ;∀;)「……」


。゜(゜´Д`゜)゜。「乙女ゲーはモブ(わたし)に厳しい世界です、一巻が発売中です。買ってよね、うわぁぁぁん!」



※いかがだったでしょうか?

こちらは後書きメインなので残しておくつもりです。

たまには、こういった幕間があっても良いのではないか?

そして、宣伝しても良いじゃないか。

そう思って書きました。


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― 新着の感想 ―
無能な味方ほど恐ろしいものはないと昔から言われてる
姉貴の反応は更に火に油を注いだ、リオンは命の危険を感じるほどやばいやつね。
[気になる点] >>こちらは後書きメインなので残しておくつもりです。 つまり消えたやつがあるってこと!?
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