第6章【創造者】
どーぞ
カナは驚きを隠せなかった。カナは気づいてしまったのだ。その少女のボロボロのワンピースに付いている可愛らしい刺繍ししゅうに、その刺繍はカナのお母さんが彼女が小さい頃に縫ってくれた刺繍にそっくりだった。さらに、その少女の名前が『カナ』と言う。つまり、、、、
(私の手を繋いでるこの子は私かもしれない。。。)
カナは生唾をゴクリと飲んだ。
「お姉ちゃん、遅いよ、はやく行こうよ」と言い少女は笑いながら手を振っている。
「あ、ちょっと待って 電気つけなきゃ。」
カナは美術館の電気をつけた。美術館は暗闇から明かりがついた。
電気が、ついた事で展示物の場所がはっきりわかる。
「あ、あんなところに荷物が、あれね、あの子に見せるついでに、展示しちゃお。じゃあお嬢ちゃん、行くよ」
「うん!」
カナ達は他の展示物も見ながら、鎌が入ってるダンボールまで歩いた。てかさ?女の子は料金も払ってないのに、他の展示物を見れるなんて羨ましいよな。と作者は思う。
カナ達は鎌が入ってるダンボールを開けようとした。だが!そのとき!!
そのダンボールがどんどん傷つき始めたのだ!
「え、ちょ、なにこれ、、」
「お姉ちゃん、怖いよー、」
さらに、美術館の窓が一斉に割れる。〈パリパリ!ガシャン!バキバキ!ガシャン!〉そして、窓からとてつもない風が美術館に入ってきた。カナ達は目も開けられない。
「もう、何が起きてるのよ!」
とてつもない風のせいでダンボールがボロボロと剥がされていく。
風が止んだ。カナは止んでることがわかり、目を開ける。
カナはダンボールが剥がれた。鎌のガラスケースに近づいた。
ガラスケースには傷一つ付いてない。
「これ、名前が何て言うのかな?」カナはガラスケースのなかにかいてある作品名を見た。
「生命の鎌~Sickleサークル ofオブ theザ lifeライフ~?ああ!まさか、生命の鎌ってあの裏の世界で私が壊したあの鎌?」 と言いながらそのガラスケースを触ろうとした瞬間!
「触るんじゃねぇぇぇぇえ!!」館内にとてつもない叫び声で響き渡った。
「うわぁあ」カナは驚いた。ふつうに。
「どけぇぇぇえ!!」謎の男は手をおもいっきり横にはらうと
とてつもない風が吹き出した。
「え、何、この風、、、」と言っているうちにとてつもない風がカナを襲う!カナの体が爆風により三メートルぐらい先まで吹き飛ばされた。「痛いなー、何なのよ、もう、」
「オオ!これこそ我が求めてた最強の鎌、、ずっと探したぞ、生命の鎌よ。。」その男は鎌に近づくとともに涙を流していた。嬉しいらしい。(ごめん、テキトー)
「ちょっと、あなたは何なのよ、もう閉館してますよ。てか、何なんですか!あなたは!!」(おい、二回聞いたよな今?)
「フフフ、、我はこの鎌の創造者『にゃんちゅう』そして、お前も来たことがある裏の世界の帝王!」
「帝王?にゃんちゅう?創造者??(中二病かな?)」
「我はこの鎌をいただく、そして、お前の命もいただく。」
「えぇ!?」
「さぁ!生命の鎌よ!我の手となり足となれニャン!」にゃんちゅうはガラスケースを手のひらだけで木こっ端微塵ぱみじんにした。そして、鎌を手にした!!
鎌は光だした!!!赤紫色の光がにゃんちゅうごと包んだ!
「ワッハハ!これで完璧な姿になれるニャン!だが、この世界ではその姿にはなれないニャン。まぁいい、これほどのパワーがあれば、女の1人や2人余裕で消してくれるわ!死ねぇ!!!」にゃんちゅうは生命の鎌をカナの方に向けふり下ろした!!ふり下ろしたとたんに真空波のようなものがカナの方に向かっている!
「は、はやく逃げなきゃ、行くよお嬢ちゃん?、、あれ?いない、どこ行ったの、ヤバ、足がすくんで動けない。。。誰か、助けて、」
真空波はカナに向かってきている。もう絶体絶命のそのとき!!!(カナの死んだ話ではないから安心して!)
「カナァァァァア!!!」と言う叫び声とともに真空波は何者かにかき消された。
「え、誰?誰なの?」
「え、なんで、」
そうカナの前に立っていたのは大きな鎌を持ったアヤメだった!!
次回もみてね。