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エピローグ 記憶のない神社

 俺は深い眠りから覚めるように、意識を取り戻した。


 そこは、保健室の目の前で、風花の肩を借りていた。


 「大丈夫!? 一夜、様子がおかしくて」


 「大丈夫……だと思うけど」


 おかしい。たしかに体調は良好だ。自分がおかしかったという感覚はあるものの、あまり思い出せない。


 「大丈夫ならいいけど……なんで泣いてるの?」


 大切な何かを失った。その感覚だけは、しっかりと残っていた。


 俺は電車に乗り、家へと帰った。


 そして、大切な何かを求めるように、ある場所を訪れた。


 長い石垣の階段を登る。幼い頃、そこで眠ってしまい、両親に心配をかけた場所だ。


 長らく、ここには来ていなかった。


 「八柱神社……か」


 俺は両手を合わせ、願い事をする。


 大切な何かが見つかりますように……もう一度、会えますように。

「面白かった!」








「続きが気になる、読みたい!」








「今後どうなるのっ……!」








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