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劣等感

 笑茉ちゃんと結菜ちゃんと三人で遊ぶ日がやってきた。


 笑茉ちゃんママが都内のホテルのアフタヌーンティーを予約してくれた。アフタヌーンティーなんて2年ぶりなのでわくわくする。私は華やかな二人に見劣りしないように、SHEINで新しいワンピースを買い、髪の毛もしっかりと巻いてセットした。凜には私とお揃いのアンサンブルを着せた。髪にヘアバンドを付けてあげると、少し鬱陶しいようで、3秒で取られた。仕方がないので、ヘアバンドは鞄にしまい、着いてから撮影の時だけ身に付けることにした。


 ホテルに到着すると、すでに笑茉ちゃんママと結菜ちゃんママが談笑していた。結菜ちゃんママは上品なワンピースを着て髪の毛をふんわりと巻いていて、笑茉ちゃんママはTシャツにミディ丈のスカート、ナイキのココのサンダルというカジュアルな服装だった。派手ではない恰好なのに笑茉ちゃんママは一般人ではないオーラが滲み出ていて、周囲の人もチラチラと見ている。

 少女漫画で美男美女が登場する時に、背景にパッと花が咲く描写があって、今までは比喩だと思っていた。しかし、笑茉ちゃんママを見ていると、美人は本当に花を背負うように登場するのだということがよくわかる。


「凜ちゃん!」


 笑茉ちゃんママは目が合うと、満開の笑顔を向けてくれた。美人の笑顔には力がある。私は、ごめんねお待たせして、と言いながら、凛の乗ったベビーカーを横に止めてソファーに座った。


「ドリンク飲み放題なの。メニューはここよ」


 結菜ちゃんママが差し出してくれたメニューを見る。ハーブティやデカフェのコーヒーがあり、授乳中でも気兼ねなく飲めて嬉しい。


「凜ちゃんママのワンピース可愛いね。凜ちゃんとお揃い?」

「そうなの。SHEINで安くて、お揃いで買っちゃった」


 SHEINいいよね安くて。私も使う、と笑茉ちゃんママが言ってくれたので安堵した。よかった。浮いていないみたいだ。

 ドリンクの注文を終えると、笑茉ちゃんママが口を開いた。


「結菜ちゃん。この間の投稿バズっていたね。見たよ」


 早速切り込んできたか。


「今まで言っていなくて、ごめんね。なんか自分から言うことでもないかなと思っていて…でも、知ってもらえて少し肩の荷が下りたかも」


 結菜ちゃんママはニコニコ微笑みながら言った。

 こんなキラーコンテンツを持っているなら、隠さずに最初から言ってくれればよかったのに。


「あ、そういえば、主人が今度代々木に新しいクリニックをオープンするの。よかったら…」


 結菜ちゃんママが笑茉ちゃんママと私にリーフレットを渡してくれる。受け取ったリーフレットを見ると、代々木駅から徒歩5分ほどの場所に新しく歯科クリニックをオープンすると書いてあった。笑茉ちゃんママは「友達に代々木住んでいる子がいるから宣伝しとくね」と、リーフレットをスマートフォンのカメラで撮影する。


「ぜひぜひ。私の名前を出してくれたら、ホワイトニング割引するよ。代々木はオープンしたばかりでまだ患者さんもいないから、宣伝してくれると助かる」


 リーフレットの裏面を見ると、他のクリニックの情報も載っていた。経堂、下北沢にもあるようで、代々木は3つ目らしい。


「結菜ちゃんパパやり手だね」

「全然。私よりも一回り年上で、長く働いているだけよ。笑茉ちゃんパパの方がすごいよね」


 笑茉ちゃんがぐずり始めたので、笑茉ちゃんママがベビーカーから抱き上げる。


「うちのパパはただの筋肉馬鹿だよ」

「ラグビー部だっけ?」

「そうなの?」


 私は全然笑茉ちゃんパパの情報を知らなかった。


「うちのパパ、元ラグビー部なの。写真見る?」


 見たいと言うと、笑茉ちゃんママがスマートフォンで写真を見せてくれた。筋肉隆々の外国人が、笑茉ちゃんを片手で軽々と持ち上げている。小さな笑茉ちゃんが、更に小さく見えた。


「すごいねパパ。強そう」


 思わず、素直な感想が口から出てしまう。ひょろひょろした悠人とは正反対だ。

 ドリンクとアフタヌーンティーのプレートが運ばれてきた。会話は一旦中断し、私たちママは撮影タイムに移行した。子供だけの写真、ママと一緒の写真を何枚も撮影する。撮影しているうちに、飲み物はすっかり冷めてしまった。


「あ、そういえば、笑茉ちゃんママに聞きたいことがあったの」


 結菜ちゃんママがミルクティーを飲みながら口を開いた。えー何?と笑茉ちゃんママはサンドイッチを頬張りながら応える。


「笑茉ちゃんママ、商社にお勤めだから、英語ペラペラだよね?笑茉ちゃんにどうやって英語を教えているのかなと思って」


 そんなにたいしたことはしていないよ、と言いながら笑茉ちゃんママが言葉を続ける。


「最近は育休中で英語使っていないから忘れそうで…忘れないように家でパパと英語で会話して、笑茉に話しかける時も英語で話しているかな。あとは、英語の歌を流すとか、英語の絵本読むとか。そこまで本気でお勉強はしていないかな」

「そっかぁ。笑茉ちゃんパパも英語話せるものね。今は小学校でも英語の授業があるから、早めに始めたくて。でも何がいいのかわからなくて…」

「英語学習は悩むよね。うちは来年からはインタープリに入学する予定だから、そこでみっちり学んでもらえたらなと思っているよ」


 驚いた。まだ一歳にもなっていないのに、英語の教育を始めているのか。生活水準の高い人は、私よりももっと高いレベルで子育てをしている。インタープリってなんだろう。


「インタープリか…うちも検討しようかな。ディズニー英語システムとかちゃれんじとか色々資料請求はしたのだけど、どうも決めかねているのよね」

「色々あるよね。凜ちゃんママは何かしている?」


 急に話題を振られて焦った私は、うちも私がたまに凜に英語に話しかけたりしているくらいだよ、と取り繕った。本当は、I LOVE YOUくらいしか英語で話しかけていないのに。


「すごいね。凜ちゃんママもお仕事で英語使っていたの?」

「うん。一応、航空会社に勤めていて…」


 仕事で英語を使うことがあるのは本当だけど、実際に勤めているのは航空会社のグループ会社だ。


「すごい!もしかしてCAさん?」


 全然そんなにすごくないよ、と否定とも肯定ともとられる返答をして、曖昧に微笑んだ。キャビンアテンダントではなくグランドスタッフなのに。


「凜ちゃんパパも同じ会社の方なの?」

「ううん、旦那はしがない公務員」

「ああ、武蔵小杉に住んでいるって言っていたよね。あの辺、霞ヶ関までアクセスいいから住んでいる人多いよね」


 違うよ、うちの旦那は国家公務員じゃなくて地方公務員だよ。

 正直に言えばいいのに、言えなかった。グランドスタッフで地方公務員の旦那と結婚しているなんて失望される気がして。虚栄心で自分を嘘で塗り固めるなんて、私はなんて卑しいのだろう。

 だって、嘘でも吐かなきゃ、笑茉ちゃんママや結菜ちゃんママに釣り合わない。本当の私のスペックを知ったら、きっと仲間になんか入れてもらえない。ママ友を名乗れなくなる。


「私もちゃんと英語勉強しておけばよかったな」


 結菜ちゃんママがしょんぼりとした口調で言う。笑茉ちゃんがあーんあーんと泣き始め、ちょっとごめんね、と笑茉ちゃんママは笑茉ちゃんを連れて退席した。幸いなことに、今日の凜は落ち着いていて、ご機嫌な様子でおもちゃをなめなめしている。結菜ちゃんは途中から寝てしまっていた。


「私、武蔵小杉行ったことないのだけど、子供向けの場所とか飲食店とか充実しているのでしょ?」

「うん。結構遊べるところあるよ。今度、案内しようか?」


 嬉しいぜひ、と結菜ちゃんママは微笑んだ。二人でスマートフォンのスケジュールを開き、日程を決める。3週間後の予定で約束をした。

 二人で談笑していると、笑茉ちゃんママが帰ってきた。私は、ちょっとお手洗い…と笑茉ちゃんママをバトンタッチして退席した。トイレで順番待ちしている間、気になっていた「インタープリ」を調べてみた。インターナショナルプリスクールのことらしく、びっくりするような入学金と学費の金額が記載されていた。うちには到底払えそうもない金額だ。話に出ていたディズニー英語システムも見てみたが、教材を揃えようとすると100万円もかかるらしい。

 生まれた家庭によって、こんなにも享受できる教育レベルが違うのか。笑茉ちゃんや結菜ちゃんは、きっと幼少期から質の高い教育を受け、そのまま名門大学へと進み、何の苦労もせずに一流企業に就職するのだろう。

 凜に申し訳ない。こんなお金もない家に生まれてしまって。こんな人生しか与えてあげられないのならばいっそ産まなければよかったのかもしれない。目が合うと嬉しそうに笑ってくれる凜を見て、胸がぎゅっと苦しくなった。


***


 インターネットは個人情報を丸裸にする。平凡な名前や同姓同名がいると検索が難しいが、珍しい名前でメディアにも出ている人であれば、検索は容易い。


 笑茉ちゃんママの名前『紗希ウィルソン』で検索すると、様々な情報が出てきた。両親はどちらも会社を経営していて、生まれも育ちも港区で、小学校から私立の付属校、大手総合商社に勤務。旦那さんは大学ラグビー部主将で、元々は会社の同期だったが、今は商社を辞めベンチャーで取締役をしているらしい。二人のフェイスブックやリンクドインは、華やかな経歴と写真で彩られていた。笑茉ちゃんママの写真はインターネット上に溢れている。大学生の時から現在の写真まで一通り見たが、すべて美しくきらびやかだ。学生時代も社会人になってからも、ヒエラルキーの上位を定位置にしていたことが窺い知れる。


 私みたいにヒエラルキーの真ん中あたりにいつも位置していた人間とは住む世界が違う。

 地方出身の私と、東京の一等地で生まれ育った笑茉ちゃんママとは、人生の歩みがまるで違う。両親や生まれた場所で人生が決まってしまうなんて、今まで誰も教えてくれなかった。私だって、受験や就職活動、結婚という人生のターニングポイントでそれなりに努力してきた。なのに、努力だけで埋まらないこの溝はなんだ。


 世田谷に住む結菜ちゃんのお家もそれなりにお金持ちだろう。だって、結菜ちゃんパパは開業医でいくつものクリニックを経営しているし、ママは専業主婦なのに持ち物にさりげなくブランド物を忍ばせている。生活には困っていなさそうだ。

 芽衣ちゃんのお家だって、お金持ちだ。芽衣ちゃんパパは飲食店のオーナーだし、湾岸エリアのタワーマンションに住めるだけの財力がある。秋からは海外移住をして、芽衣ちゃんもバイリンガルとして歩んでいくのだろう。

 しがない地方公務員のパパを持つうちよりみんなお金持ちだ。

 まぁ、咲良ちゃんママみたいにシングルマザーじゃないだけマシだ。母子家庭の二人に一人は貧困だと聞くし、お金にそこまでの余裕がないから、一歳になってすぐに保育園に預けて働きだすのだろう。

思考が停滞する。どんどんマイナスな方向に考えがいってしまう。凜が寝ている一人きりの室内は、がらんとしていて空虚だ。考えが、どんどんとマイナスな方向にばかりいってしまう。


 このままではいけないと思い、晩御飯の支度をすることにした。

 凛には冷凍しておいた軟飯と鶏ささみと野菜をシチュー風にしたものを。大人はハンバーグだ。付け合わせは、マッシュポテトとほうれん草のお浸し、お味噌汁。

 さっそく冷蔵庫から玉ねぎを取り出し、トントントンと刻んでいく。細かく細かく…ひたすらに包丁をトントンと動かす。

 作業をしていても、笑茉ちゃんの投稿や他のママ友の投稿が頭をよぎってしまい、集中できない。

 ひき肉をぎゅっぎゅっと力を入れながらこねていく。

 悠人は優しいし、ギャンブルもしない、お酒もたしなむ程度だ。凜の相手もちゃんとしてくれるし、平日も仕事が終わると寄り道しないで帰ってくれる。パパとして申し分のない旦那様じゃないか。

 自分に言い聞かせるが、どうしても他の人と比べてしまう。もう少し、お金持ちの人と結婚すればよかったのではないかと思ってしまう。合コンで知り合ったコンサルティング会社勤務の人や証券会社の人と結婚したら、今と違った人生だったのかもしれない。女癖が悪そうだし軽薄そうでちょっとな…と思っていたが、少なくとも悠人よりは稼いでくれたし、今よりは裕福な生活ができていただろう。なぜ私はあの時、そちらの男の人を選ばなかったのだろう。私みたいな取り柄のない女が、人生を変えるのは結婚くらいしか道がないというのに。


 リナみたいに広告会社で仕事をバリバリしていて、仕事で自己実現できる人は結婚しなくてもいいだろう。でも、私みたいに仕事も中途半端でこれといった趣味もない女は、結婚出産くらいでしか自己実現できることがない。なのに、私はまたしても道を間違った。他の人みたいにもっとうまく立ち回ればよかった。

 比べてしまうのは、ほんの些細なこと。例えば、大学の同級生がハリーウィンストンの指輪とともに結婚報告をしていたり、笑茉ちゃんママが気軽に家族で海外に行っていたり、優子がフライトで行った国でフェラガモのパンプスを買っていたり…そういう写真を見ると、私には経験できない手の入らないものばかりで絶望する。

 手のひらにハンバーグの種をパンパンと打ち付ける。

 どうして私は、自分の現状に、自分に与えられているものに、満足できないのだろう。世の中の人が皆、私よりも幸せそうに見える。インスタグラムの写真では、皆きらきらとした幸せそうな日々を送っている。

せめて、インスタグラムの中では、幸せな家庭だと思われたい。他の子のアカウントに負けたくない。


***


 憂鬱な気持ちのまま、淡々と日々を過ごした。幸か不幸か、凛がハイハイで動けるようになって、対応に追われている時は、マイナスな方向に考えずに済んだ。ハイハイで動けるのが嬉しいのか、凛は色々な物に手を伸ばして触ろうとする。何気なく床に放置していた紙に手を伸ばし、ビリビリにして口に入れているのを見つけた時には肝が冷えた。慌てて、凛に触らないでほしいものは、全て机の上に避難させることにした。ハイハイで動き回る凜を追いかけているうちに時間が過ぎていくのがありがたかった。


 インスタグラムに凜がハイハイしている写真を早速アップした。200程度のいいねがつき、安堵する。

他の子の投稿を見るのは、少し怖かった。自分と違う世界を突き付けられるようで、見たくない。見たくないのに、見ないのも不安で、ついチェックしてしまう自分が嫌だ。


 咲良ちゃんは親子でディズニーランドに行ったらしく、お揃いのミニーマウスのTシャツを着た写真をアップしていた。結菜ちゃんは家族で箱根に行って、浴衣姿の写真をアップしていた。芽衣ちゃんは旦那さんの実家のある香港に帰省しているらしく、本場の中華料理を食べる様子やフェリーに乗る写真をアップしていた。笑茉ちゃんは相変わらずで、ママが買ったヴァンクリーフのネックレスの写真やベビーヨガをする写真、青山のオープンカフェでモデル仲間と共にお茶をする写真をアップしていた。

 私の投稿は、代わり映えのしない景色、ワンパターンな日常。新しく買ったベビー服や小物で取り繕ったところで限界がある。変化に乏しいせいか、他の子のアカウントに比べて、いいね数やコメント数、新規フォロワーも伸び悩んでいる。

 ガチャガチャと無造作に玄関の鍵が開く音がした。


「ただいま」

「おかえり」


 私はスマートフォンを机の上に置き、すでにできていた夕飯を温め直す。


「おー今日はビーフシチュー?」


 そうだよ、と私は答えた。奮発して牛肉を買った。料理を机の上に並べていく。凜にはすでに離乳食をあげたので、大人のご飯だけ用意する。スーツから部屋着に着替えた悠人がやってきて椅子に腰かけた。


「いただきます」


 二人で向き合ってご飯を食べ始める。お互い今日あったことを話す。いつもの日常だ。


「ねぇ悠人」


 さりげなく。やんわりと。自然な口調で切り出した。悠人はビーフシチューをスプーンですくいながら、ん?と言う。


「旅行でも行かない?」

「旅行?」


 悠人は急にどうしたの?と首を傾げた。


「たまにはどこか行きたいなって。凜もだいぶ大きくなったし、台湾とか韓国とかちょっと海外も行ってみたいなって」

「いや…凜連れてはハードル高いだろう。飛行機に乗っている間、静かにできるかわからないし」


 そんなのしてみなきゃわからないじゃない、という言葉が喉元まで出かかって、押し殺した。悠人の機嫌を損ねたくない。


「じゃあ近場で温泉とか…たまにはリフレッシュしたいなって」

「麻美の実家に帰省したら?凜が生まれてから帰ってないでしょ?お義母さんも凜に会いたいだろうし」


 そうじゃない。私の実家なんて、いつでも行けるし、写真映えもしない。そうじゃないのに。私はどう言うべきか考えあぐね、いや親にはこっちに来てもらうから…とだけ言った。


「そう?」


 このままだと会話が終わってしまう。じゃあ遠出しようよ、と私はなんとか会話を続けようとする。


「遠出?」

「たまにはディズニーランドとか行きたいなって」

「暑いじゃん。この時期に外で待つの凜にはしんどいでしょ」

「じゃあ、スカイツリーとか浅草とか…」

「もう夏休みだから、混んでいるときに無理して行くことはないと思うよ」


 なんでこんなつまらない人と結婚してしまったのだろう。なんで私は、他のみんなが労せずしてできることができないの。他のみんなは自由に好きなことをして幸せそうなのに、なんで私だけ幸せじゃないの。こうして私の人生はなんのドラマもないまま、淡々と日々が過ぎて終わってしまうのだろうか。海外旅行も行けず国内旅行も行けず遠出もできず。ヴァンクリーフのアクセサリーもロレックスの時計もフェラガモのパンプスも履けないまま…ああなんてつまらない人生なのだ。


 27歳という年齢は、新しい人生を一からやり直すのには遅すぎ、人生に絶望して淡々と残りの人生を消化しながら生きていくのには早すぎる。

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