表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

20/39

腹が減っては戦はできぬ


今日は朝から何も食べていなかったから、余計にお腹が空いてしまっていた。くそぅ朝ちゃんと食べておけばよかったとこの時ほど後悔したことはない。



アクセル様の上で真っ赤になっていると、クラリス様がテキパキと指示をしてくれて、なんと侯爵家のランチをいただけることになった!


うちは決して貧乏伯爵家ではないけれども、やはり侯爵家ともなるとランチから豪華だった。


美味しい!幸せ!食べることが大好きな私は夢中でいただいてしまった。

ハッと周りを見渡すと、ダニエル様もクラリス様もアクセル様もとってもとってもニコニコとされていた。


や、やっちまったー(ガーン)


「ミラは本当に美味しそうに食べるね。食べてるその姿も可愛いよ」

うっフェロモン攻撃やめてぇぇ!


でも、こんなに美味しい料理毎日食べてたら、私また更にぽっちゃりになっちゃうよね…?サァァァァと血の気が引く。でも出されたものは残せない。美味しいし。

「ミラ?どうしたの?急に落ち込んで」


「……毎日こんなに美味しい料理をいただいたら、私どんどん太ってしまうなと思って…でも美味しいから残せないです…」

となんともまぁくだらない話をするとアクセル様はめちゃくちゃ驚いた顔をした後にめちゃくちゃ破顔された。


「…ミラ嬉しいよ!もう毎日侯爵家にいることを考えてくれたんだね」

とキラキラを振りまいて私を抱きしめる。



「………あっ!!!!!!!」



言葉の意味を理解して、私は今度は真っ赤な茹蛸のようになってしまった。



落ち着いた後、私はしっかりデザートまで平らげクラリス様のネイルに取り掛かる。

「こんな事になるなら私のネイル道具を持って来ればよかったわ」

「あるよ、ここに」

「えっ?!」

()()()()()()()が持たしてくれだんだ」


ジト目でアクセル様を見る。()()()()とな。

ほんとぬかりない、さすがリュカお兄様だわ。



私の仕事道具があるおかげで俄然やる気がでる!お腹もいっぱいだし、クラリス様に最高に気に入ってもらえる作品を作るぞー!




お残しは許しまへんで

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ