The Story
【はじめに】
この小説は、何も書かれていません。あるのは数字だけです。
これは、小説では無いのではないのか?
ふざけているのかッ!
と、思われるかも知れません。
しかし、私はふざけてはいません。至って大真面目に書きました。
この小説は二つのコンセプトに基づいています。
一つは、表現をしない事を小説でどのように表現するのか、というコンセプト。もう一つは、読者が執筆して初めて完成する小説、というコンセプトです。
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1.
2.
3.
なぜ、このような作品を作ったのかと言いますと、それはAIに対抗する為に、AIには出来ない表現を模索した結果です。
そう、絵画が写真に対抗しようと様々な表現を生み出したように……。
この小説は、白紙のまま読者に向けて提示し、読者に執筆を促す事で初めて完成するのであり、それは一種のパフォーマンスアートであり、インスタレーションでもあります。
また、執筆までの過程が一つのリアルタイムによる物語となって読者の記憶に残るのです。