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朝は魔物についての講義


コアがどこにあるのかとか


魔物によってコアの色が違う場合があるとか


魔物の強さ 戦えるレベルとか


・・・





そして 昼からは課外訓練 外での実戦訓練だ



「あつし どうする」


「そうだね やっぱり兎の魔物かな」


「ふっふっ いいわよ 今日は私も戦うからね」


・・・


俺とすずが北の森に進んでいると クラスメート達もついてきていた


指導員は困惑した顔で止めていたが


俺が赤兎の魔物を倒したと すずが自慢したのが原因らしい


あいつが倒せたなら 色なしが倒せたならと


・・・


俺はFランク 通称 色なし 最低ランクの評価なのだ


・・・



俺とすずの前に現れたのは 2匹の兎の魔物


俺が剣を構えると すずは横で杖を構えた


クラスメート達は一斉に俺達に注目した


「行くわよ」


「ああっ」


俺は走って兎の魔物に向かう


剣を兎の魔物に向かって振り下ろす



かわされる


そして


「ぐはっ」


兎の魔物に蹴られ


転んでしまう


「あつし 大丈夫」


「う うん」


俺が起き上がった時には


・・・


兎の魔物はいなくなっていた




周りからは失笑が


やっぱり っと


・・・





次に現れたのは兎の魔物が1匹


「今度は私がやるからね」


「任せるよ」


「風の刃よ 敵を切り裂け」


兎の魔物はジャンプしたが


すずの風の刃をかわせずに 倒れてお金を出した


周りからは歓声が


・・・


その後も次々に すずは兎の魔物を倒していく


・・・


俺を馬鹿にしていたクラスメート達は


誰も兎の魔物に攻撃を与えることが出来ずに


魔力枯渇して


フラフラになりながら王都へ引き返していった


・・・




「あつし 本気を出さないの ふっふっ 誰も見てないわよ」


「えっ 分かっていたの」


「何年一緒にいると思っているのよ 私に隠し事は出来ないのよ ふっふっふっ」


本当かな


なら


{俺はすずに近づき


{キスを


・・・


「すず 分かった」


「んっ どうしたの 今から本気出すんでしょ」


「えっ うん そうだよ」


気づいてないよね


・・・


{「やあっ」


{剣で兎の魔物のコアを突き 一撃で倒す


楽勝だね


「さすが あつし 本気を出せば 楽勝ね う~ん」


えっ バレた


「どうしたの すず」


「あつしって どうして剣を使っているの」


「えっ どうしてって」


「あつしは倒す時は突きしか使ってないよね 盾も使ってないし それなら槍の方がいいんじゃないの」


「あっ」


そっちか


「剣を使ったらって言われたから 考えてもなかったよ そうだね 王都に帰ったら装備屋に槍を見に行こうか」


「うん お金も沢山あるしね」


昨日の赤兎の魔物は40万エンを落とし 死体は50万エンで売れたのだ すずの防具として50万エンのローブを買ったが 残り40万エンも残っている


「それじゃあ 戻る 私の魔力はほとんどなくなったし あつしは」


「じゃあ 後 1匹だけ 森の奥で色付きの魔物を倒そうよ」


「いいわよ」


兎の魔物は無視して 森の奥に


・・・


いた


「すず 行くよ」


「ええっ 任せたわ」


{俺は青兎の魔物めがけて走る


{距離はあるが 2度使えば


{レベルが上がってるのでいける


{剣で青兎の魔物のコアに突きを


よし


青兎の魔物は倒れてお金を出した


「さすが あつしね 疾風突きね まったく動きが見えないよ またレベルが上がったわよ」


俺とすずのレベルは15に 青兎の魔物は5万エンを落とした


すずは嬉しそうに俺に抱きついてきた


{俺もすずに抱きつき


{キスを


うっ 限界か


魔力が枯渇してしまった


「どうしたの 疲れた」


「うん 魔力切れだね」


「えっ 魔力?あつしは魔法が そうか 肉体強化魔法ね 速度を上げているのね」


「えっ あっ そうだね」


「んっ」


「何でもないよ すずも疲れただろ」


「うん 戻りましょ」


すずは俺の手を


俺とすずは手を繋ぎ 王都へと


・・・


すずは何を考えているんだろう


・・・


俺はすずに


・・・


なのに


・・・


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