表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/21

長屋と火事と宵越しの銭

 長屋は壁が薄く、カンタンな造りであった。いまでいえば、プレハブ住宅に近い。


 現在の我々から見れば、もっと頑丈な建築物にしたほうが、長持ちして経済的だし、当時の建築技術は世界的にも高かったはずという疑問も生じよう。

 

 なぜなら江戸時代は火事が多く、町人の家はすぐに立て直すことができる必要性があったからだ。


 さらに江戸時代は慢性的な水不足であり、火事の消し方は、基本的に燃えた家の周囲を壊して延焼を防ぐ破壊消化がメインであった。なので長屋は壊しやすい造りにしたほうが、都合がよいのである。いわば長屋は燃えてしまうのが前提にあったのだ。

 こうして火事が燃え広がって、町全体が延焼することを防ぐ。


 ちなみに江戸時代は約260年ほど続いたが、江戸のほとんどを焼き尽くす大火は90件以上ある。つまり三年に一度は火事があった。特に寒い冬場は暖房に火をあつかうので多かったようである。


 そこで町人のほとんどは必要最低限のものしか持たないようにしていた。そのほうが避難に便利である。必要なものは損料そんりょう屋というレンタルショップで、衣服・日用品・家具を一時的に借りていた。


 よく、「江戸っ子は宵越しの銭は持たねえ」というが、これの本当の意味は火事で焼け出されて、家財や金銭を無くすなら、その前使ってしまえという意味があった。


 また当時の職人の日給平均は約8000円で、2日働けば1ヶ月分の家賃が払えた。高い住居とぜいたくな生活を望まなければ生活はできたようだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ