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一旦食事休憩です

「へぇ。

こんな風になってたのか。」

「はい。

出場者が多いときや石畳の修復に時間がかかる時など

主に出場者が休むために使用するところです。」

「まさか地下にこんな施設があったとはな。」

「正規に会場に入って手続きしていれば…

一応説明があるのですが…。」

「かはは。

そういえば確か

お前ら抱き合って降りてきたもんな。

もしかしてもう二人はあれか?

デキてんのか?」

「ゼ、ゼ、ゼニスさん!

変なこと言わないでください!!」

「そうだぞゼニス。

マルースが嫌がってるじゃねーか。

マルースに嫌な思いさせたら

失礼三人組に入れて

失礼四人組って呼んでやるからな。」

「かっは。

それだけは勘弁だ。

マルースのこと大事にしてんだなタケゾウ。」

「ああ。

俺の大切な『大親友』だからな。」

『うぅうう。

嬉しいけどものすごく悲しい。』

『マルース様のこと大切にしてるんだなタケゾウ。

いいなぁ…。』

マルースはがっくりと肩を落とした。

ステラはそんなマルースに

羨ましいという眼差しを送った。





「かはは。

だとよステラ。

『大親友』なら

お前のライバルにならずに済むな。」

「あ、た、確かにそうだな。

それなら羨ましくないか…。」

「羨ましい?」

「い、いや!

なんでもねーっての!」


そんな会話をしながら四人は席に着き、料理を注文した。





「そういえばよ。

ヘイズに聞いたんだが

人族のところに行くんだったよな?」

「ああ。

そのつもりだ。」

「なるほどな。

一人で行こうとしてたのか?」

「いや。

魔族の人達と行く予定だったよ。」

「はーん。

となるとあの噂もほんとってことのようだな。」

「噂?」

「人族と魔族が一戦やるって話だよ。

まあ、魔族の王が殺されれば

そんな噂もあるって話だ。」

「そんな噂になってんのか…。」

「まあな。

となると俺はそれに同行すっかな。」

「来てくれんのか?」

「かはは。

一緒にに組むって話したろ?

それなら同行すんのが

筋ってもんだろ。」

「そりゃすげーありがたいよ!

ゼニスがいれば

心強い!」

「さて、それにステラも行くんだろ?」

「そうだよゼニス兄。」

「マルース様はどうすんだ?」

「私も同行する予定です!」

「となるとこの四人は同じチームなわけだな。

みんなで一緒に頑張ろうぜ!」

ゼニスはそう言うと

水の入ったコップを高らかに上げた。

「おう!」

「頑張ります!」

「私も頑張るからなタケゾウ!」

三人はゼニスのコップに

自分のコップを打ち付け乾杯した。

そんなところで

頼んでいた料理が運ばれて来た。




「「「「頂きまーす。」」」」

「うわー相変わらずうまそー!」

「お?

タケゾウも肉詰め頼んだのか!

気が合うな!」

「私も肉詰め頼んだから

タケゾウ足りなかったら

私のあげるな。」

「私も頼みました!

タケゾウさん足りなかったら

遠慮なく言ってください!。」

「かはは。

マルース様も大変だねぇ。」

「い、いえ…。」

「そういえばよ。

タケゾウはこの四人いる

美女の中で誰がタイプなんだ?」

「「ぶーっ!」」

ゼニスは疑問に思ったことを聞いてみた。

確かにこれだけの

美女揃いという状況で

皆タイプが違う。

その答えに

美女二人が耳をすます。





「タ、タイプか…。

うーん…。

みんな綺麗で可愛いし

性格もいいし…。」

「そうじゃなくてよ。

顔だけで誰が良いかって話だよ。」

「そういうことか…。

ってもなー…。

俺が選んだりすんのは厚かましいっつーか…。」

「はっきりしねーやつだな。

じゃ名前に何がつくかだけでいーよ。」

ごくりと

ステラとマルースが息を飲む。

「じゃ…『ス』かな。」

「「やったー!!」」

美女二人が席をいきなり立ち上がり喜んだ。




「ん?

待てよ…。

『ス』ってみんなつくじゃんか!

タケゾウずりーぞ!」

「あはは。

まあ、この話は今度二人でゆっくり

しようぜ、ゼニス。」

「ちぇ。

面白くなってきてたのにな。

な!お二人さん。」

美女二人は着席して

肩を落としていた。

「そういえば次の決勝の相手って

どんなやつなんだ?」

「タケゾウさん見てなかったんですか?」

「あいつはすげー速かったな。」

「そんな速かったのか?」

「おう。

あれは俺より速いな。」

「そんなにか。

さてどうしたもんか…。」

「タケゾウ…。

あんま無理すんなよ。

ゼニス兄とのときみたいな

無茶は…。」

「っても相手が強かったらよ。

やるしかねーよなタケゾウ?」

「ま、まあな。

ステラに心配かけないように

程々にしてーけど…。

そんなんで勝てる相手ではない

だろうから

身を引き締めて行くよ。」

「タケゾウさん!

私、勝つって信じてます!」

「おう!

ありがとなマルース!」

タケゾウはそう言って

頼んでいた肉詰めとご飯を

腹に放り込んだ。

マルースとステラが

タケゾウに肉詰めをあげたが

それもすぐに姿を消した。





「ふぅ。

食った。

ごちそうさま。」

「あとは会場が直るのを待つだけですね。」

「そーだな…。

それまで暇だな。

そういえばステラは誰の護衛なんだ?」

「私はマルース様とタケゾウの護衛だよ。」

「え!?

俺!?

マルースはわかるけど

なんでまた俺なんだ?」

「さあね?

一応国のお客様ってことなんじゃねーの?」

「ふーん。

そんでヘイズは誰の護衛なんだ?」

「魚人の王とシレーヌス王の護衛だよ。」

「ちょっと待て。

アレースの護衛は誰がしてるんだ?」

「確かに。

けどそもそもアレース様からの依頼だって

ヘイズ兄が言ってたよーな…。」

「んー…。

確かにそれなら自分を護衛してくださいとは

言わないだろうなアレースは。

っても変な依頼な気がするんだが…。」

「そう言われればそうだな。

ルーナの護衛の任務がない。」

「かはは。

あの魔王さんに護衛なんていらないって

ことなんだろ。

何人かついてるみたいだったし

それに今日きたやつらもいるみたいじゃんか。」

「そうかな…。

とりあえず食べたとこ片付けるわ。」

「タケゾウさん私も手伝います。」

「いーよタケゾウ。

私と兄さんの分は…」

「いいって。

置いてくるだけだし。」

タケゾウとマルースは席を立ち上がり

食べた食器の返却に向かった。

隣にきたマルースに小声で

タケゾウが言った。





「なあマルース。

千里眼で先のこと少し見えたりしてないか?」

「見ていないです。

姉様からの依頼っていうのが引っかかりますよね。」

「ああ。

なんかな。

ただ警戒するのは間違いじゃないし

心配性のアレースのことだから

普通のことのような気もする。」

「そうですね…。

でも少し気になります。

ルーナさんには必要ないのは

わかる気もするんですが

それでも護衛をつけないっていうのが

気になります。」

「そうだよな。

ま、でも何かあっても

みんながいれば大丈夫だろ。

俺だって少しは強くなったし。

あ、俺が護衛だからルーナにはつけなかったのかな?」

「ふふ。

そうですね。

タケゾウさんも強くなりましたし

ルーナさんの護衛をすることになってるから

つけなかったんですねきっと。

それなら絶対大丈夫ですね。」

食器を返却して

笑いながら席に戻った二人。






「心配しすぎだったみたいだな俺。」

「かはは。

だろ?

それに俺もいるからな。」

「ゼニスもいてくれるんだし

絶対大丈夫だよな。」

「そうだよタケゾウ。

ゼニス兄が本気出したら

すげー強いんだぞ。」

「そうだよな。

俺は決勝に集中すっかな。」

「そうですねタケゾウさん!

応援してます!」

「ああ。

んじゃま、頑張って決勝勝って

優勝といきますか!」

皆は会場に戻ってきた。




「さすがにアレースとルーナはまだみたいだな。」

「そうですね。

一応それが今回の大切な部分なので

時間もかかるのではと思います。」

会場の修復作業はまだ終わっておらず

ルーナとアレースと各国の者達もまだ戻ってきていない。





「そういや屋台とか見てないな。」

「外にはあるんじゃねーかな?

っても混雑が凄すぎて買えないだろーけどな。」

「そうだよな。

何すっかなー。」

「ではタケゾウさん。

瞑想しながら次のイメージを

固めたらいいんじゃないですか?」

「確かに。

じゃ俺は少し瞑想を…。」

と瞑想しようとした時に

ルーナとアレースが帰ってきた。





「タケゾウ終わったですー。」

「タケゾウご飯たくさん食べた?」

「ああ。

たくさん食えたよ。

ステラとマルースが自分の分も

くれたし。」

とタケゾウが言うと

なぜかルーナとアレースから

メラっと何か燃えるような音がした。





「そ、そうなんだ。

じゃあたしも何か持ってくる!」

「い、いやいいよ!

それより次の対戦相手のことに

集中しようと思うからさ。」

「それはいいことです。

次の対戦相手はあの獣人の人ですね。」

「獣人なんだな。

すげー速いって

話だよな。」

「さっき見たけどまぁまぁ速かったかな。

あたしが手合わせしてあげるよ。」

「ルーナも速いもんな。

目をならすには良いかもしんねーな。」

「じゃさっそく。」

ルーナはサっと動いた。

それはタケゾウには消えたようにすら見えた。

そうすると

タケゾウの背にトンっと何かが当たった




「こんな感じかな。」

「う、嘘だろ。

速すぎるな。」

タケゾウは振り返ると

そこにはルーナが笑顔で立っていた。

「どう?

見えた?」

「全然見えなかった。

ルーナさえ良ければもっとやってもらってもいいか?」

「うん!」

「ではわたくしもそれにお付き合いするです。」

タケゾウとルーナとアレースは

タケゾウが速さに慣れる練習を始めた。





「タケゾウさん頑張って!」

「タケゾウ頑張れ!」

「かはは。

こりゃ速いわ。」

タケゾウはルーナとアレースに交互に

挑むが、すぐ背後を取られてしまう。





「ダメだ…。

全く見えない。」

「タケゾウ!もっと集中して!」

「次、行くです!」

そんなことをしているうちに

気付けば会場の修復作業も終了した。






「くそ!まだなんも掴めてねーのに!

何にしてもやるしかねーな。」

「タケゾウ頑張るです!」

「かはは。

急にやってもそんなもんだ。

潔く負けてこい。」

「ゼニス兄!

やる前から諦めてどうすんの!

タケゾウ!頑張って!」

「タケゾウ!

無理しないで頑張ってね!」

「タケゾウさん!

応援してます!」







タケゾウは皆からの激励を受け

ついに決勝の舞台に立つのであった。

読んでいただきありがとうございます。

少し短いですが早く書けましたので投稿します。

次回は27日に投稿できてばと思っています。

よろしければブックマーク、評価お願いします。

楽しんで頂ければ幸いです。

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