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短いです
リル達がゴブリンキングを倒している頃、神界では慌ただしく皆動いていた。その一角で
「イスティマ様本当に行かれるのですか?」
一人の男が部屋の中で金髪の美人の女性に話しかけていた。その女性はモデル体型でスタイルがすごく良かった。
「ええ、引き継ぎは済ませましたからあとのことはお願いしますね」
リルがアルビスタに行ったあと、イスティマはリルの元に行く為に準備や引き継ぎをして調度終わった所だった。
「わかりました。こちらの事はお任せくださいイスティマ様もお幸せに」
「ええ、ありがとう」
そう言ってイスティマは部屋を出ていった。
「イスティマ様が結婚ですかこれから大変だろうな」
男は机に座り引き継いだ書類に目をやった。
部屋を出たイスティマはアルビスタに行く為の部屋に向かった。
(ヘスティア待ってるかしら)
イスティマは一緒に行くもう一人のリルの想い人の事を考えていた。
(まさか、同じ人を好きになるなんてね)
イスティマはそう言うと少し笑った。
イスティマとヘスティアは同期であり友人でもあった。イスティマがそう思ってそう思っている内に部屋に着いた。
ドアを開け部屋に入ると、中には銀髪の美人と老人がいた。
「あら、遅かったじゃない」
「ええ、いろいろと引き継ぎが多かったから」
「ふむ、まあこうしてそろったわけじゃし」
老人はそう言うと手から光を出した。
「二人とも準備は大丈夫じゃな」
「はい」 「ええ」
「うむでは送るぞい、あっちにいったらリルによろしく伝えてほしいぞい、二人とも達者でな」
「はい、そちらもお元気で」
「何かあったら、戻ってくるわ」
イスティマとヘスティアはそう言うと光の中に消えていった。