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リルは今ゴブリンキングと対峙していた。
「さあ掛かってこいよ」
リルが挑発するとゴブリンキングは咆哮を上げ向かって来た。リルは、素早く銃を刀に変え応戦する。ゴブリンキングがこん棒を振り回す。リルはそれを避け刀でゴブリンキングを斬りつける。ゴブリンキングはリルの斬撃をかわすが手首に当たった。
「ガアァァァァ」
ゴブリンキングは手首を切断され悲鳴を上げた。
「なんだ、もう終わりか?もっと楽しませろよ」
そんなゴブリンキングを見ながらリルは更に煽った。ゴブリンキングは手首を切断された事とりルの煽りにより大激怒し向かって来た。
「ガァァァァァァ」
「そろそろ終わりにするか、ん?」
リルがゴブリンキングを倒そうとした時頭の中に刀の技と技名がいろいろと流れて来た。
(一体どうなってんだ?後でステータスでも見て見るか)
リルはそう思いながらゴブリンキングに向かって技を使う。
「雷陣波!」
「ガァ!ガァァァァ」
リルが放ったのは雷を纏わせた風の刃だった。刃は、ゴブリンキングの足に当たり胴体と切り離した。
「案外あっけなかったな」
リルはゴブリンキングを見ながら呟いた。ゴブリンキングは足を切断されさらに麻痺の効果で地面に体を痙攣させながら倒れていた。
「悪いな俺のレベル上げの為に死んでくれ」
リルはそう言って、ゴブリンキングに刀を突き刺した。
「ガァァァァァァ」
ゴブリンキングは叫び声発しながら死んでいった。
「さて、これからどうするかな」
リルが考えていると左右からさっきまで聞こえていた音が消えていた。
「あっちも終わったか」
左右からクウとハクが戻って来た。
「ただいま戻りました」
「疲れた~」
「ああ、おかえりそっちも終わったみたいだな」
「はい、あまり強くなかったので」
「全然弱すぎだよ~」
クウはしっかりとお座りをしながら話し、ハクはゴロンとふせをし欠伸をして答える。
「そうか、所でこれからどうするかだが、先ずは死体の回収でもするか」
「かしこまりました」
「了解~」
クウとハクは返事をして左右に向かった。
「さてと俺もさっさと回収するか」
リルは、そう言って回収を始める。
「これで全部か?」
「はい、そちらで最後だと思います」
「疲れた~」
「こうやって回収してみるとたくさんあったな」
リル達はゴブリンの死体の回収に2時間かかっていた。
「はい、ゴブリンは性質上5体1組で行動しますから」
クウはお座りをして答える。リル達は今死体を、回収し終えて休んでいる所だった。
「まさか230体もいたとはな、こんなに死体があってもな~さすがに全部ギルドに持って行くわけにもいかないしな」
リルは死体をギルドにたくさん持っていき騒がれるのが嫌だった。
「依頼の分と5体はギルドに持って行くかあとはストレージに閉まって置くしかないな」
「そうですね、そうした方が良いと思います」
「ふわ~」
ハクがリルの頭の上で欠伸をした。
「眠いのかハク?」
「うーん、眠い」
「今日は頑張ったからな、そろそろ帰るか」
「そうですね」
そう言ってリルは、元の道をステータスを確認しながら帰るのであった。
名前 リル 年齢17 種族 人族?
レベル52
生命力 9000
魔力17000
攻撃力5000
防御力5000
魔攻力4900
魔防力6000
速さ3000
運MAX
スキル
異世界言語
超鑑定10
超隠蔽10
経験値増大10
刀術10
銃術8
魔力操作2
加護
世界神の加護
ヘスティアの加護
イスティマの加護
称号
異世界人
ヘスティアの夫
イスティマの夫
神狼の主
刀神
装備
七色銃《従魔式》
七色銃《武器式》
白銀のコート
ホルスター
ステータス
名前 クウ 年齢 0《幼体》 種族 神狼フェンリル
レベル50
生命力30000
魔力40000
攻撃力25000
防御力30000
魔攻力48000
魔防力40000
速さ30000
運-
スキル
人族語
嗅覚感知level10
気配察知level5
水魔法level6
氷魔法level6
風魔法level4
雷魔法level5
加護
称号
神狼フェンリルの子供
神狼フェンリルの双子《姉》
名前 ハク 年齢 0《幼体》 種族 神狼フェンリル
レベル50
生命力30000
魔力25000
攻撃力40000
防御力38000
魔攻力20000
魔防力25000
速さ35000
運ー
スキル
人族語
嗅覚感知level10
気配察知level6
身体強化level5
二牙撃level6
火魔法level2
炎魔法level2
土魔法level2
加護
称号
神狼フェンリルの子供
神狼フェンリルの双子《弟》