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少し短いです
翌日リルはクウを肩に乗せギルドに向かって街中を歩いていた。ちなみにハクは昨日はしゃぎ過ぎたみたで銃の中でまだ寝ている。
(露天でなんか買って行こうか?)
(ありがとうございますできれば昨日の串焼きがいいです。)
(わかった)
そうして露天で串焼きを買いクウと食べながらギルドに向かうリルであった。
ギルドに着くと中はかなりの人がいた。
(流石にかなりの人だな)
か
(そうですねしかも結構見られてるみたです)
クウの言う通り何人かこっちを見ていた。リルは知らないふりをして依頼の掲示板に行く。
掲示板は4つに別れておりそれぞれ討伐、採取、護衛、その他があった。
(EかDの討伐はあまり無いな)
リルはそう思いながら仕方なくゴブリン討伐を選んで昨日の受付にいたサリの所に行く。
「この依頼を頼む」
「あ、リルさんこんにちは。冒険者ギルドのカードをお願いいます」
リルは少し顔を赤くしたサリにカードを渡す。
「さっきから凄い見られてるんだが」
「それはそうですよ。冒険者登録して初めての決闘で勝っちゃうんですから、それにその、凄くカッコいいって噂にもなっているんですよ」
「やはりか、あまり目立ちたくなかったんだけどな」
リルはそう言ってサリからギルドカードを受け取る。
「そう言えばリルさんの頭の上にいるのは」
「ああ、俺の従魔のクウだよろしく頼む」
「グル(よろしくお願いいたします)」
リルが紹介するとクウそれに答える。
「可愛い~!!」
サリが興奮して顔を前に出して来た。
(その体勢だと胸が強調されてヤバい!)
サリはけして大きいわけではないが前のめり状態の為かなり強調される。
「サリそろそろ討伐に行きたいんだが」
「あ、ごめんなさい私ったらつい」
そう言ってサリは前のめりになるのをやめてくれた。
(ご主人様大変ですね)
(ああ、まだ討伐にいってないのにもう疲れた)
リルはそう言ってギルドを出ていく。出ていく時もいろいろな人から注目された。
リルは今、街の門を通り森に入ろうとしていた。
「おはよ~」
ハクが起きたので、リルはハクを召喚する。ハク召喚すると早速リルの頭の上に大の字なってでれーんとする。
「おはようハク」
「おはよう。ハクあなたもっと早く起きられないのですか?」
「うーん、ムリ!それよりもご主人様僕お腹空いた!」
「はあ~、すみませんご主人様」
「いや、いいさ」
リルはハクに串焼きを与えながら森に入っていく。
森に入って少しするとゴブリンが3体いた。
「クウ、ハク頼む」
「畏まりました」
「いいよ~」
クウとハクは肩と頭から降りてゴブリンに向かっていく。ゴブリンはこちらに気づいたのか木の棒を持って向かって来た。
「いっくよー」
ハクは爪を長くしてゴブリンの顔をひっかいた。
「ギャ」
ゴブリン1体は顔をえぐられ変な声を出して倒れてた。他のゴブリン達はそれを見て怒ったのか木の棒を振り回しらがら向かって来た。
「ふん、アイスニードル」
「グギャ」
今度はクウが放った氷の魔法でゴブリン1体の顔や体などを串刺しにした。最後の1体はハクが戻って来て、また顔をひっかき死んでいった。
(流石に弱すぎたな)
「終わったよー」
「こちらも終わりました」
リルがそう思っていると、クウとハクが戻って来た。ハクは戻ってく
と定位置の頭の上にのる。クウはその場お座りをしていた。
「とりあえず討伐の左耳を取ったら次に行こう。あと5体くらい討伐したら戻るか」
「かしこまりました」
「いいよー」
(あまり討伐してた目立ちたくないしな)
「ご主人様この先に魔物が何体かおります」
リルがそう思っていると、クウが森の奥を小さい手で指差し伝えてくる。
「わかった。ならそっちに向かおう」
そうしてリル達は今倒したゴブリンの討伐部位を取って森の奥に向かうのだった。




