第2章:呪いの城と裏切りの影
第2話アップ! 応援ありがとう! リョウタのチート人形パワー全開で、呪王の遺跡に突入! 闇ギルドの陰謀や謎の声って何!? 今回もドキドキバトルと仲間との絆をお届け! 感想やブックマークでパワーください!
「リョウタ、ほんとヤバいよ! あんた、呪いの人形なのにめっちゃ強い!」
リナのキラキラした目が、俺の木製の顔に突き刺さる。いや、ガラス玉の目だから刺さってる感覚はないんだけどさ。冒険者のリナとガルドに連れられて、呪王の遺跡の奥へ進む俺、佐々木亮太――いや、呪いの人形リョウタ。転生してまだ数時間なのに、魔獣を【呪いの支配】で操って倒しちゃった俺、実はチートすぎるんじゃね?
「生意気な人形だな。けど、確かに使える。リナ、こいつをパーティーに入れるのは賛成だ」
ガルドが渋々認めるように言う。こいつ、鎧ゴツいのにビビりな一面あるな。ツンデレ枠確定だろ。
「よし、リョウタ! 正式にパーティー加入ね! 報酬は三等分、いいよね?」
リナが手を差し出してきたけど、俺、人形だから握手できねえよ! 仕方なく、木製の指で「OK」のジェスチャー。リナがクスクス笑う。マジ可愛いな、このエルフっぽいヒロイン。
さて、俺たちが向かってるのは、呪王の遺跡の最深部にある「封印の間」。リナの話だと、100年前に呪王が封印された場所で、最近そこから呪いの魔力が漏れ出して魔獣が暴れてるらしい。冒険者ギルドの依頼は「魔力の原因を突き止めて破壊」。でも、俺が呪王の「器」っぽい存在だとバレたら、破壊対象が俺になるんじゃね? ちょっとビビる。
廊下を進むと、壁の肖像画がギロッとこっちを見てる気がする。ホラー風味キツすぎだろ、この城。突然、ガルドが立ち止まった。
「待て、なんかヤバい気配が……」
その瞬間、床の魔法陣が光り出し、ドロドロした黒い影が湧き上がってきた。影はみるみる人型になり、骸骨みたいな顔に赤い目のモンスター。ステータスを確認すると――
名前:シャドウ・ソルジャー
レベル:15
特徴:呪王の残留魔力から生まれた戦士。物理攻撃が効きにくい。
「レベル15!? 俺、レベル1なのに!」
「リョウタ、逃げて! こいつ、Cランク冒険者でもキツいよ!」
リナが魔法の杖を構えるけど、シャドウ・ソルジャーが一瞬で距離を詰めてくる。ガルドが剣で斬りかかるも、刃がスッと影を通過。物理無効かよ!
「くそ、【呪いの支配】いけるか!?」
俺はスキルを発動。「お前、動くな!」と念じると、シャドウ・ソルジャーの動きがピタッと止まった。よし、効いた! でも、魔力がゴリゴリ減っていく。10秒くらいしか持たねえ!
「リナ、魔法で仕留めろ!」
「了解! 【炎の矢】!」
リナの魔法が炸裂し、影のモンスターが燃え上がって消滅。やった、連携キメたぜ! ガルドが「チッ、人形のくせに」とかブツブツ言ってるけど、助かったんだから感謝しろよ!
封印の間にたどり着くと、巨大な石扉が現れた。扉には不気味な人形の彫刻。なんか、俺に似てる……? リナが呪文を唱えて扉を開けると、中は広大なホール。中央に光る水晶が浮かんでて、黒い霧みたいな魔力が漂ってる。
「これが呪王の封印……でも、なんかおかしい。魔力が強すぎる」
リナが眉をひそめる。俺、【魂の寄生】で近くの人形に乗り換えて様子を見てみる。すると、水晶から声が響いてきた。
「我が器よ……再び目覚めたか……」
「うお、誰!?」
声は水晶から。なんか、俺に話しかけてる!? リナとガルドもビビってる。
「リョウタ、あんた、呪王と繋がってるの!?」
「いや、知らねえよ! 俺、ただのフリーターだったのに!」
その時、ホールの奥から新たな人影。黒いローブの男で、顔に仮面をつけてる。ステータス見ると――
名前:???
職業:呪術師
レベル:25
スキル:【闇の召喚】【呪縛の鎖】
「くくく、呪王の器が目覚めたか。だが、お前はまだ未熟。我々が新たな王となる!」
男が手を振ると、鎖の魔法が俺たちを縛り上げる。マジか、強すぎ! 俺の【呪いの支配】を試みるけど、レベル差で効かねえ! リナとガルドも動けない。
「リョウタ、こいつ、ギルドの裏切り者だ! 呪王の力を私物化しようとしてる!」
リナの叫びで状況を理解。こいつ、呪王の魔力を利用して何か企んでるらしい。俺、人形なのにこんなヤバい事件に巻き込まれるなんて!
「ふん、器ごときが抵抗するな。我が召喚獣で潰してやる!」
男が魔法陣を展開し、巨大な黒いドラゴンが現れた。レベル30!? 絶望的じゃん! でも、俺の【壊れない身体】なら……! 俺は最後の魔力を使って【魂の寄生】を発動。ホールにあった戦闘用人形――めっちゃゴツい鎧の人形に乗り換えた!
「よし、行くぜ!」
ドラゴンの炎が直撃するけど、【壊れない身体】で耐えた! さらに、【呪いの支配】をドラゴンに試す。レベル差で完全支配は無理だけど、動きを一瞬止めるくらいなら――!
「リナ、ガルド、今だ!」
二人が鎖から抜け出し、魔法と剣でドラゴンを攻撃。俺も鎧人形で突っ込み、ドラゴンの目を突く! なんとか倒せたけど、仮面の男はニヤリと笑って消えた。
「また会おう、呪王の器よ……」
ルナリスの町に戻った俺たち。ギルドに報告すると、仮面の男は「闇ギルド」の一員らしい。呪王の力を狙うやつらが動き出してるって。俺、ただ転生したかっただけなのに、なんでこんな大事に!?
「リョウタ、あんた、呪王の器でも仲間だよ。一緒に闇ギルドを追おう!」
リナの笑顔に、ガルドの「まぁ、悪くねえな」の一言。俺、人形なのに、なんか熱いパーティーに入っちゃったな。呪王の謎、闇ギルドの企み、そして俺のチートスキル――この先、どうなるんだ!?
第2話読んでくれて感謝! 闇ギルドの呪術師、めっちゃ怪しいよね! リョウタのスキルはまだまだ進化するよ! 次はルナリス町で新キャラ登場!? 感想や評価でランキング応援してくれると嬉しい! 更新ペース上げていくのでお楽しみに!